第38話 恋人クララの暴かれた秘密②
「いらっしゃいませ、タクヤさん」
あぁ、やっと逢えた。
ノースリーブのサマーニットにゆるふわなミニスカートのクララは上品な奥様という印象だった。
初めて見るそんな姿を目にしただけで俺はスイッチが入った。
靴を脱ぎながらクララを抱きしめてベロチューしまくる。
「・・・はぁぁぁ、ここではダメですわ。シャワーを浴びて来て下さい。私はベッドでお待ちしてますので」
やっと部屋に招待してくれたクララの機嫌を損ねる訳にはいかない。
バスルームとベッドルームの場所を教えてもらった俺は急げとばかりにシャワーへ向かう。
念入りに体中を洗ってから用意してくれていたバスローブに着替えた。
「キャーーーーーーッ!!」
クララの悲鳴だ!
何があった!?
俺はベッドルームに駆け付けドアを開けた。
その時、足元を黒いものがササササと室内から廊下へと走り抜けていった。
Gだ!
イニシャルGがベッドルームに出たんだ!
気持ち悪いが強盗じゃなくて良かった。
ともかく俺はベッドルームに入ってドアを閉めクララに駆け寄る。
クララは全裸で床に倒れ気を失っていた。
血は流れておらず外傷もないようなので倒れた衝撃ではなく単純にGを見たショックだったのだろう。
ただ、念のため病院で検査をしてもらった方がいいだろう。
となると、とにかく何か着せてやらないとな。
近くのタンスを開けてみたが仕事用の服ばかりだった。
室内をざっと見渡すと奥の方に大きなタンスがあったので近づいて開けてみると、俺の体は驚愕で固まることになった。
こ、これは・・・セーラー服か!?
こっちは魔法少女みたいな服だ・・・
えっ、これってもしかして赤ずきんちゃんの衣装か!
何だこれ?どうなってるんだ?
「イヤァァァァァァァァ!!」
ハッ、クララの悲鳴で固まった体が解凍されて我に返る。
振り向くと全裸のクララが絶望した表情でこっちを見ていた。
そしてガックリと頭を伏せてシクシクと泣き始めた。
「もう終わり・・・終わりですわ・・・・・・」
そう呟いたかと思うとクララの嘆きは号泣に変わった。
それもまるで幼女が泣いてるかのような。
ビエーン、ビエーンと全力で涙を零す姿はとてもクララとは思えなかった。
どうやら俺はパンドラの箱を開けてしまったようだ。
これがクララの抱えているどす黒い秘密なのだろう。
とにかく何とかしなくては。
俺はクララにそっと寄り添った。
「だから言ったのにぃ・・・触っちゃダメって言ったのにぃ・・・」
ポカポカと叩いてくる彼女の両手を握って落ち着かせてから優しく全身を包むように抱きしめる。
「ゴメンよクララ。でも何も問題なんてないよ」
「嘘っ、どうせ私のこと馬鹿にしてるんでしょ。捨てるんでしょ!」
「そんなことは絶対にない!」
「本当ぅ?三十路前の女がコスプレしててもいいのぉ?」
「全然OKだよ。むしろ着て見せて欲しいぐらいだ」
「えっ、タクヤさんコスプレエッチしてみたいの?」
いや、見せて欲しいと言っただけなんだけど・・・
ま、いいか。それでクララが立ち直ってくれるなら。
「すっごいしてみたい」
「何?何がいいの?どれを着て欲しいの?」
もの凄い勢いで喰い付いてきた!
コスプレなんてよく知らんけどもう乗るしかないこのビッグウェーブに。
「あの、セーラー服みたいな衣装は素敵だよね」
「セーラームンムンね!分かりましたわ!」
3分後にはセーラ服を模したかなり際どい衣装のクララが俺の前に立っていた。
スカートがミニなんてもんじゃない。
常時パンチラ、時にパンモロという代物だった。
両足には衣装に合ったブーツまで履かれていた。室内なのに。
だが嫌いじゃないぜこういうのもな。
ぶっちゃけアラサー女がセーラー服を着るってのは燃えた。
改めてスイッチの入った俺はクララをベッドに押し倒す。
コスプレした魔性の女はさっきまで泣いていたのが嘘の様にノリノリだった。
エッチの最中に演技指導し何度もダメ出しを食らわせる程だ。
でも仕方ないので全部付き合った。
仕舞には俺の方がノリノリになってしまって・・・やらかした。
本気か演技か分からず駄目というクララを押し切って中出ししたのだ。
何度も何度も・・・・・・
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