サイコパスじゃないとやってられないよミラライブなんて

『《夢冥アリス/狐舞サキ》サイコパスとサイコパス診断!《ミラライブ二期生/ミラライブ三期生》』


「満点回避目指して頑張って!」


「初めて言われたよそんなこと」


【コメント】

:模範回答超えてきそう

:懐かしいなサイコパス診断

:もはや二人の回答が模範

:どんな答えが飛び出すのやら

:これ流行ったの何年前だ


「ていうかなんでサイコパス診断?何気に私もやったことないから楽しみではあるんだけどさ」


「たまたま見かけてやってみたいなぁって思ったの。で、どうせやるなら配信でやりたいし本物のサイコパスたるサキちゃんも呼ぶかぁって」


「アリスちゃんにだけは言われたくないなぁ!?ていうか普通は診断といえばあれじゃない?最近若い女たちがよくやってるあのHDMIみたいなやつ」


「MBTIね。若い女代表が何言ってんだか。……もしかしてサキちゃん大学に友達いない……?」


「そそそそそんなことないやい!!私のHDMIはType-Cだし!アリスちゃんこそ生きてる友達いるの??」


「もうこれ以上はやめようサキちゃん、こっちが悲しくなってきたよ。あと私普通に友達いるから。この前ネズミの国行ってきたばっかだから」


「よし、早速始めて行こうかサイコパス診断」


「露骨に話題逸らしたね」


【コメント】

:最近時々サキちゃんがほんとにJDなのかが疑わしくなってきてる

:友達いるじゃん……ほら、サリーちゃん……

:私のHDMIはType-Cってなんだよ、変換ケーブルかよ

:露骨すぎるwww

:ぼっちなのかサキちゃん意外だな


ため息交じりのアリスがアプリの画面を配信画面上に表示させる。サキはビスコの画面共有でそれを見ながら一緒にやっていくという構図だ。


「じゃあ早速やっていこう。はい、第一問。あなたは自宅に泥棒が入ってきたことに気づきました。泥棒からは気づかれていないので、あなたは自室に隠れることにしました。さて、自室のどこに隠れますか?」


「隠れる前提なのね」


「サキちゃんだったら普通にそのままシバきに行きそうだけど問題として成立しなくなるから一旦隠れて」


「私のイメージがおかしい気がするなぁ。じゃあとりあえずドア裏とか?」


「なんで?」


「いや、もし部屋に入ってきたら確実に背後取れるじゃん?」


「うん、模範回答そのままだよその調子でいこう」


「お、やったぜ。ちなみにサイコパスの回答は?」


「え?それがサイコパスの回答だよ?」


「え?」


「だから模範回答なんだよ?ちなみに普通の人はベッドの下とかクローゼットの中とかでやり過ごすらしいよ」


「馬鹿なんじゃないの?」


「うん、私もそう思う」


【コメント】

:これは有名な問題

:侵入に気づいた段階でシバきに行くの解釈一致

:サキちゃん何故か犯罪者慣れしてるからなぁ

:さりげなく同意すなwww


「はい、第二問。あなたはとある家に侵入して家主を殺しました。そしたら偶然その子供に侵入しているのが見つかってしまい、その子も殺しました。何故?」


「命が軽いなぁサイコパス診断。普通に考えたら親が亡くなって残されたら可哀想だからその子が苦しまないように?あの世で幸せになってね~みたいな。ほんでサイコパスの人は通報とかされたら困るから目撃者全部殺っちゃえ精神とか?」


「うん逆だね。サキちゃん割と素でサイコの才能あるよ。これ私が初めてやった時全然違う答え出しちゃったんだよね」


「どんなの?」


「一人殺した後なわけだからその感覚って割と残ってるわけじゃん?だから大人と子供で感触とか脆さとかどういう違いがあるのか検証したいよねって。あと並べて色々見比べたい」


「よし、そっちが正解だよ化け物め」


「サキちゃんにだけは言われたくないなぁ」


【コメント】

:まあ知ってた

:アリスちゃん満面の笑みである

:それにしてもアリスちゃんご機嫌だなぁwww

:サキちゃんまじかぁ……

:アリスちゃんにっこにこで草


「第三問。あ、これ私見たことない問題だ。あなたは人を殺すためのナイフを買いに行きました。売っていたは300円、3000円、30000円の三つ。どれにする?あとその理由は?」


「うーん、とりあえずせーので選ぼうか」


「せーの」


「「300円」」


「だよねぇ。ちなみにサキちゃんの理由は?」


「殺そうと思えば多分どれでも殺れるんだけどさ、安くて切れ味悪いナイフって痛いのよ。肉が切られるというより裂かれるみたいな感じ?どうせ殺そうと思ってる相手ならできるだけ苦しめてあげたいなって」


「まるで刺されたことも刺したこともあるみたいな言い方だね。前の記念配信の時にメグちゃん斬ってたっけ」


「斬ってないよ!?ていうかあの時のメグ先輩バフかけられまくってたから多分私の攻撃通らなかったと思うし。ちなみにアリスちゃんの理由は?」


「私は普通に、一撃で大ダメージ与えるよりも手数が多い攻撃の方が好きだからだよ。安いの選んだのは攻撃力低そうだから」


「ゲーム感覚なのね!?ちなみに正解は?」


「えーと、サイコパスの人は『相手をより痛めつけたいから』、普通の人は『金欠だった、それで十分だと判断したから』とからしいよ。よかったねサキちゃん大正解」


「普通に考えたらゲーム感覚で人を痛めつけようとする人の方がよっぽどサイコパスだと思うんだけどなぁ。しかもアリスちゃんなんて冗談抜きで本当にやってそうだし」


「まぁ実際やってみたいよね。そういえばうちのVR技術って触感とかすごいリアルに再現してるけど痛覚とかも再現してくれるのかな。今度運営さんに頼んでみようかな」


「うわ、確かにできそう……。でも流石に死んだりはしないだろうし、そうなるとリアルな反応とかも出なさそうだよね」


「今度試してみようよ。ちょうどうちの同期にいい相手役いるし」


「お、いいね。予定空けとく」


【コメント】

:サイコ同士の会話こわいよ

:MeeTubeくん大丈夫?耐えてる?むしろなんで耐えてる?

:ほんとにできそうなのが怖い

:相手役www

:あの人か

田所鈴子🔧:性的興奮を伴わない痛みは嫌なので。


「あ、本人来てるよアリスちゃん」


「いつ暇?明日とかいける?じゃあ本社集合ね。楽しみにしてる」


「私もご一緒していい?」


「当たり前じゃん?てことで次の問題いってみよ~」



翌日、ミラライブ本社の一室では手足を縛られて興奮している変態が色々な手段で痛めつけられる会が開催された。

途中から前日の配信を見ていたアリシアが参加したり、スピカによるリアルタイムアップデートで使える道具が色々増えたりした。あまりのリアルな感触に変態が漏らして全員萎えてしばらく放置プレイになったりと様々な事件が起きたのだが、その顛末があまりにもR18なので流石に配信上でその話などできるわけもないのだった。


『《夢冥アリス/狐舞サキ》サイコパスとサイコパス診断!《ミラライブ二期生/ミラライブ三期生》』

1分前に配信済み

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