1日10時間執筆してみた結果
ようやく初稿を書き上げた。
平日は3時間くらい執筆し、休日は6時間ほど執筆をする。
これを1ヶ月くらい続け、ついに書き上げたのだ。えらい。
ちなみに作品の総文字数は19万文字。これを文庫本にした場合、頑張って殴打すると軽症を与えられる厚さである。痛い。
と言っても、推敲していけば15万文字くらいに落ち着くと思う。毎度思うが、最初に書き上げた原稿なんて人に見せられたもんじゃない。
それはさておき、この一ヶ月の中で「10時間執筆してみた」という日が1日だけあった。今日はそのときのことを備忘録的に残しておこうと思う。
5時30分からスタート。お昼や休憩の時間以外はずっと執筆。そうして終わったのが夜の8時30分。合計15時間ほどかかっているが、うち5時間は食事や休憩であることを考えると1日に使える時間はとても短い。「休憩が多いのでは?」と言われそうだが、今回の執筆スタイル的に仕方がない。ポモドロー・テクニックという方法を用いて、25分(執筆)+休憩(5分)を繰り返しているから、必然的に休憩の時間が多い。でも集中力は上がったので良しとしたい。
ちなみにその1日で書き上げた文字数は約2万3000文字。文庫本一冊が大体10〜15万文字なので、進んだとは言いにくい分量だ。一冊書いた人なら分かると思うが、1章の半分くらいだと思う。ホント、小説を書くってのは歩みが遅い。形になるまでが長い。マジでいい加減にしてほしい。
まあそんな怒っていても仕方ないので、執筆中の記録でも乗っけることにしよう。さっき言ったように、今回は25分(執筆)+5分(休憩)という方法で原稿を書いている。そのつど「原稿の進捗」を書き留めてあるので、リアルな僕の心境を知ることができる。ただし、面白いものではないことだけ先に言っておく。
・日時 土曜日
・体調 異常なし(睡眠時間 8時間)
・執筆スタンス ポモドロー・テクニック
概要:25分(執筆)+5分休憩を1セットとする
※3セットに1回、30分休憩を挟む
・執筆記録
5時起床 準備開始(白湯を飲む/煙草を吸う/カイロを足先に貼る/PCを温める)
5時30分 執筆開始
1セット目 寒すぎ。指が動かん、頭が働かん。
2セット目 暖房かけても寒い。頭はぼちぼち動く。
3セット目 指が動くようになってきた 頭は冴えてきた。
30分休憩
4セット目 指が動く、頭も回る。
5セット目 腹が減ってきた。それが気になって集中力が分散している
6セット目 集中できてる。けど腹が減って手中力が半減
朝食/休憩
7セット目 集中できる。腹も満たされた。空腹は天敵(食べ過ぎなければ)
8セット目 集中できる ちょっと眠たいかも。 食べ過ぎか?
9セット目 集中できる。 眠くないぞ
休憩
10セット目 力が抜けてきた 書けるけど集中できてない
11セット目 集中できてない 眠くなってきた
12セット目 眠い
昼食・昼寝(30分以内)寝起き良好
13セット目 指が動きにくい。頭の動きが鈍い(寝起きのため?)
14セット目 集中できる 指も動く
15セット目 集中できる 指も動く
休憩
16セット目 集中できる 小腹が空いた(りんご食べた)
17セット目 集中できる
18セット目 疲れてきた感じはあるが まだいける
休憩
19セット目 疲れてきた 指が動くが、思考にもやがかかる 時間が長く感じる 体がだるい
20セット目 左腕の中が痛い。書いている途中がしんどい。意識がぼーっとする
瞑想(効果なし)
21セット目 疲れた 肩がだるい まーじでしんどい
晩ご飯/お風呂
22セット目 いい感じに書ける 疲れがない
23セット目 集中できるが、体がついてこない
24セット目 意識に膜はった感じ、体がついてこない。
以上が10時間執筆した記録である。
さて、本来であればここから考察していくのだろうが、正直めんどうやらない。強いて言えば朝食後(8時〜10時)と、昼食/お昼寝後(13〜14時)の時間は深い集中に入ることができるらしい。やはり朝食は大事。あと、お昼寝は集中力を取り戻せる。シエスタの文化は正しいので日本企業も取り入れてほしい。
逆に寝起きはダメである。あと、18セット目、合計執筆時間で言えば7時間を超えた辺りからもうダメである。手が動かんわ、腕は痛いわ、目が疲れるわ、肩がダルいわ、意識が朦朧とするわでダメダメである。もう休んだほうがいいと身体が言っている。そう考えると、7時間労働とは人間の限界なのかもしれない。しかし限界を攻めると翌日に疲れを残すため、日本企業は労働時間を減らすべき。
話が逸れた。とにかく、10時間原稿を書いてみて分かったのは
1 朝食は食べよう
2 集中力のゴールデンタイムは8時〜10時(寝起きから3時間後くらい)
3 昼寝は集中力を取り戻す
の以上である。
ただしあくまでも超個人的な話であり、僕以外の人間に当てはまるかと言えば怪しい。ただこれ以外の日も、大体同じような時間帯に集中力が高くなるので、僕的には寝起き3時間後の時間帯と、お昼寝後の時間帯は大切にしたほうがいいのは確かだろう。
というわけで、これが10時間執筆してみた結果と、そこから得たことである。
大変だったけど、自分の限界が知れてよかったと思う。どうにも僕は、1日5〜6時間くらいの執筆時間がベストらしい。
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