なんで告白してくるの!?

だるま

第1話 隣の彼女

俺は、隣の席の女の娘が好きだ。どれぐらい好きかっていうと、......とても好きだ。とにかく......好きなんだ。


別に付き合いたいとかそういうわけじゃない。仮に彼女が告白してきても、俺は断るだろう。


俺が干渉したら、彼女の美しさが穢れてしまう。なんとなく、そう思う。


今、俺はその娘に惚れられている。......たぶん。これで違ったら悲しい。


けど、バレンタインにチョコレートもらったし......。おっと、今、全員にチョコあげてるだけなんじゃねえの?


それだけで勘違いするのはやめたほうがいいよ。と思ったやつがいるかも知れない。安心しろ。


それだけじゃないぜ。クリスマスにもプレゼントをもらったし、誕生日を教えた覚えはないのに、誕生日にももらった。


ちなみに俺は何もお返しをあげていない。何度もあげようか迷った。けど、考えた末、あげなかった。俺は、彼女に幸せになってほしい。俺がいたら、きっと不幸になる。


そう思って、俺はあえて彼女に嫌われるようなことをした。ひどいこともしたかもしれない。それなのに、なぜ、彼女に告白されているのだろうか。


ここは、彼女の誘いを断るべきなのだろうか。








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