第151話 サラとウルグアリと食事と‥

とあるイスラムの海賊船‥


「お前、ずいぶんと久しぶりに出てきたら青い瞳の魔物ジン

その片目はどうした?」不思議そうな顔をするウルグ・アリ

「ええっと、ちょっとですねええ うふふ」片眼のサラが屈託なく笑う。


そうして遠慮なくウルグアリの為のご馳走を食べているサラ


サラは片眼に黒い眼帯をしている。

そんなサラを‥それは心配そうにサラを見るウルグ・アリ

「お前 その目は治るのか?」「ウルグアリ様 うん、多分ですけどね」

サラは料理を食べる手を休める事なく答えた。


「ああ、この炊き込みご飯にケバブのお肉が最高です」「ヨーグルトもいいわあ」

幸せそうに食べるサラを優しい瞳で見るウルグアリ


「蜂蜜入りの甘い薔薇水もあるぞ」「ええええ!」嬉しそうに顔を赤くするサラ

「それとチャイかトルココーヒーか」ウルグアリ

「お前、あの吟遊詩人の方は?兄だったか?」「ちょっと仕事が多忙みたいです」

「?」


「うふふ、食べちゃいますよ」「ああ、そうだな もらおうか」

実際はウルグアリの為だけの料理なのだが


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