第123話 マリアとムスタファ皇子

オスマン帝国・・美しい邸宅で


「私と婚姻してほしい マリア」ムスタファ皇子はある日、マリアに求婚した。

「私は…」戸惑うマリアに優しく話かけるムスタファ


「君に誰か想う人があるのは知っている だが、私は‥」ムスタファ皇子

そんな会話が数日前に交わされたのだった。


チャポン・・大理石で出来た美しい風呂

清らかなお湯で満たされ半原が浮かんでいる


この時代 古代ローマ式の風呂など失われ

マキなどの木々が必要な風呂は贅沢の一つでもある


「とても申し訳ないわ でも私はマルコに会いたい」

そっと目元に涙が浮かぶマリア


でも、心に入り込んでくるのはムスタファ皇子でもあった。


マリアは知らない

ムスタファには危険な運命が待ち受けていることなど・・。

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