第58話 学園生活
兵士さんにくっつけた胸は、2重魔法陣で作ったせいか1週間程で壊れた。
くっつけた胸は不思議なことに、兵士さんにくっついて壊れるまではずれなかった、また 胸を触られると感じるそうだ 色々と。
その後、手首から先の手のゴーレムを作ってみた、2重魔法陣ならじゃんけんポンが出来た、そして 3重魔法陣ならボードゲームが出来た…………どこに、目や耳が有るか不明だが、見えてるし聞こえてるし理解出来てるようだ。
そして、異能の訓練や実験を重ね、成人の13歳を迎えた。
公爵邸での、生活は本当に恵まれた物だった まず 食べ物はいつも美味しく飢える事はなかった、そして外敵を心配する事もなく安らかに眠れた そして、異能についてもロウラ様は最大限の情報収集を、行ってくれたのでかなり能力は向上出来た。
しかし、3重魔法陣以上は発動しなかった、発動条件があるのだろうとの結論だけがでた。
因みに、ロウラ様の彫刻熱は今だ覚めず公爵邸には石を削る音は止まらない。
王国の人口の20%が異能持ちとされている、2重魔法陣は3% 3重魔法陣については少数が持つとされている。
そして、学園に通う者は2重魔法陣以上持ちか、1重魔法陣でも特殊系の異能持ちのみが許される。
3重魔法陣以上持ちは、王国では貴族確定の為にあらゆる面で優遇される。
「オクク君、今年で13歳成人したので、騎士爵に任命いたします」
と、ロウラ様から貴族に任命されました。
「え、そんなに簡単に爵位ってもらえるんですか?」
たしか、異能と王国に対しての功績が必要と習ったのだが…………
「大丈夫よ、十分にお金積んだから!!」
功績=お金 だそうだ。
10歳から3年もの間、屋敷に住まわせてもらい 無償で食事や衣服を提供してくれた、俺の異能の成長の為に力も貸してくれた、爵位まで用意してくれ王国高等学院への入学の推薦までしてくれた 俺はいったいロウラ様にどうやって恩を返せばいいのだろう。
「オクク君、我が公爵家の派閥に入れとか、王国の為にとかは、一切言わないから 学園で学んで お友達を作って そして好きな事をしなさい」
ロウラ様は、優しい笑顔で俺にそう言って公爵邸から送り出してくれた。
ただ、優しい笑顔の後 真剣な顔で両肩を掴まれて お願いはあった。
「あ、王国の役職ついてもいいし、どの派閥に入ってもいいけど 私 個人のお願いは最優先でお願いね!! もう、少しで理想の彫刻が出来るから」
ああ、まだ 出来てないのですね ロウラ様…………
さすがに、色々と教わりロウラ様のお願いも理解出来たけど、そこまで頑張りは どうなのかと思いますが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます