第59話 学園生活 開始

 俺は13歳の誕生日と、共に公爵邸を出て学園に入学する。


学園は、全ての生徒が学園内の宿舎で暮らすことになる為、公爵邸から引っ越しの荷物をゴーレム達に持ってもらい学園を目指した。


王都内にある為、公爵邸から約1時間程で到着した。


俺とアスカはゴーレム力車に乗っての移動なので、特に疲れる事もく学園に到着した。


学園での入り口で、門衛の人に入学許可を見せると、学園の事務局に案内された。


ゴーレム達も、問題なく学園に入れてもらう事が出来た。


事務局では、沢山の学園生活の手引書や授業関連の書類をもらい、宿舎に案内された。


宿舎は大きな建物で、この一つの建物に全ての学生が住み生活をしているそうだ。


あとは、職員用の宿舎があるそうだが、そこも職員全てが一つの建物で生活しているそうだ。


この学園は、学園の出入りについては、かなり厳しく管理しているので、基本通学 通勤など禁止にしているそうだ、学生の安全の為に日々の出入りはかなり制限があるそうだ。


宿舎の5階 最上階の部屋に案内された、中に入ると大きなリビングルームとなっており、その部屋だけでも生活に問題ない広さなのに他にも寝室と書斎、使用人、警護の為の要員用に寝室が3部屋あるそうだ。


呆然としていると説明してくれた、この部屋は最上級のクラスの部屋で宿舎で5部屋しかないそうだ。


「へ~~~~」


と、感心してしまったが


お金は、無料じゃないよね、支払いどうするの


取り合えず、案内してくれた人に聞いたら


「すでに、5年間分の授業料と宿舎の使用料は、前金にていただきておりますよ」


と、笑顔で答えられた。


誰が? と、考える必要などない お金払ってくれる人など、一人しかいない ロウラ様だよね。


公爵邸での3年間と学校での費用5年分


どうやって、この恩を返したらいいのだろう。


「では、これで失礼いたします」


と、案内の人が帰ると


アスカとゴーレム達が部屋に荷物を運び入れ始めた。


あっとゆう間に、生活出来るように、家具などが配置されていく。


見慣れない家具もありアスカに聞くと


「ロウラ様が、必要な家具などの手配もしてくださいました」


どうやら、公爵邸からの引っ越し時にアスカにロウラ様が渡してくれたそうだ。


家具やその他引っ越し道具は、多かったそうだが3重魔法陣のゴーレムのは、現在

100体を常時保持出来るようになっていたので問題なく運べたそうだ。


因みに、引っ越しにはアスカと3重魔法陣のゴーレムの30体だけ連れてきた。


残りは、取り合えず公爵邸で待機してもらっている。


いずれ、学園に待機出来る場所の交渉をしなくてはと思う。





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