一月二日 桃野千秋の日記

 駅伝は優秀候補でない大学が優勝。それにしてもよくもまぁ正月早々から走れるもんだ。沿道での応援禁止のはずなのにけっこう人が出ている。あ、禁止じゃなくて自粛なのか。自粛のお願い、あくまでお願い。この一年のせいで自粛って普通に書けるようになった。ぜんぜんありがたくない。‘粛’なんて漢字、自粛以外に使いみちあるんだろうか。あ、粛清があるか。

 にしても買い物の途中でたまたま駅伝やっていたから立ち止まったとか、年賀状を取りにポストをのぞきに行ったタイミングで目の前を選手と中継車が通りすぎたとか、そういう人もいるだろうけど、そういう人だけじゃないだろう。だいたい、あんな山奥の道にたまたま人がいるわけがない。あれで全国に顔さらしたせいで特定されて内定吹っ飛んじゃったり、人生終わっちゃう人もいるんだろうな。うつっている人はきっと近所なんだろうから住所も特定しやすいだろうし。午後はぐだぐだワイン飲みながら韓流ドラマ見ていたら寝ちゃった。3時半ごろにいったん起きたような気もするけど、なんだかんだで行動開始したのは5時すぎ。せっかくの休みなのにもったいないことしたな。

 明日は初詣にでも行こう。でっかい神社じゃなきゃいいだろう。このへんにもちっちゃくていいなら神社くらいあるだろう。ホント大きな神社に徹夜で並んで早朝の開門待って「早く元の世の中になりますように」ってバカじゃないのあんたら。また緊急事態宣言どうのって話にもなってるみたいだし。

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