1月2日 夏八木蒼の日記

 駅伝があるので、早く起きる。うちの大学は出てないけど、実家の頃ずっと見ていたからもう習慣になっている。

 テレビつけっぱなしにしながら、ネットでやっている評論連載めいたものの新しい記事の下書き。去年のうちに下調べもして、書きたいこともざっくりまとめていたのでわりにスムーズに進む。最後のチームがゴールするまで見届けて、午後から本格的に賞にむけて始動。

 賞の特性なども加味して「これ」と決めたプロットをさらに検討。細部の細部を詰める。途中で別の構成が思い浮かび、一旦バラして再検討。ためしに新しい構成でプロットを作り直してみる。こっちのほうがいい感じに思えたので、これで書いてみる。新案のほうが登場人物の出し入れが複雑なぶん、ミステリ的な狙いの効果が大きいように思える。ただ新しいものはどうしても新鮮に見えるので、そこは要注意。

 書き始めて、新しいプランの手ごたえを感じる。これでいこう

 ひと段落したところで腰も痛いので、散歩かねて初詣に行こうか迷う。結局、行かない。メールして初詣に誘ってみようか。でも、帰省しているかもしれない。とにかく、明日にでもメールしてみよう。ダメでもメールを送る口実にはなる。ちょっとせこいが一度むこうから断らせて、負い目みたいなものを抱かせておけば、次に誘いに応じてくれる確率が上がると期待できるし。卑怯だけど。仕方ない。

 ネットニュースをチェックして、執筆に戻ったあとも好調。このペースなら推敲にも時間が取れそう。書きかけの作品の続きをやるのが現実的かつクオリティの高いもので投稿できると今朝までは思っていたけれど、このまま新構成の新作で行くのがよさそう。

 書きかけのやつは別の賞の特性をふまえて、あの賞だからこそ生きてくる仕掛けや小ネタがある。今月末しめきりの賞にはちょっとそぐわない。今のアイデアは月末の賞にピッタリだ。同じような仕掛けの前例があることは知っているし、今回も同じようなことを考えた作品はあるだろう。他の人の作品を読まないからわからないけれど、いてもおかしくはない。要はそのなかで一番になればいい。

 本日は2700字、昨日よりも書いて終了。本当はもっと書かないと間に合わないんだけれども。

 明日、4000字書けたら、あの人にメールを送ろう。

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