ブラック企業に就職した俺がチートスキル(精神疾患)を手に入れて、現実社会で俺YOEEEE!!する実話2! ~ブラック・アーティスト群像劇編~
D・Ghost works
プロローグとキャラクター紹介
初めまして、D・Ghost・WORKSと申します。
そして前作の『ブラック企業に就職した俺がチートスキル(精神疾患)を手に入れて、現実社会で俺YOEEEE!!する実話。』を読んだ上でお越し下さった方、本当にありがとうございます。
まず、初めに今作は続編になりますが、前作を読んでいなくても問題の無い作品になっております。
今作の概要を一言で説明するならば
【変態・変人・変質者、大百科!】
僕が出会ってきた、許せるレベルの人から、話しの通じない人、倫理的にアウトな人、警察に厄介になった者から、果ては逮捕された人間まで幅広く描いていく予定ですが、彼らには共通項がありまして……それが、
《アート》。
元々、
そこで週に百時間を超える過労のため複数の
そんなある時、
そのうちに音楽、美術、絵画、大道芸、演劇、文芸、現代アート……ジャンルは様々ですが偶然か、はたまた悪縁か(それなりに良縁もあったのよ)、一癖も二癖もある《アーティスト》と呼ばれる人と出会うようになりました。
本作は、そんな《アーティスト》
あ、今作も書いていく事で心理的リハビリを行う、というのも目的でございます!
企業や登場人物の名前は特定を防ぐためにアルファベッドで表記していきます。
また今エピソードのみキャラクター紹介が長くなってしまったので文章量が多めです(六千文字ほど)。ご了承くださいm(__)m
※作中にドラッグについて描く場面がありますが、違法薬物を推奨するものではありません。作者はアルコールにしろニコチンにしろ、意識を変える物に依存する行為を軽蔑します。
また僕自身、違法薬物を使用した事はありません。
◆第一章 北関東の某県にて・登場人物紹介◆
※注
○は人物名。◎は組織名になります。
○D・Ghost・WORKS(本編ではGhostと表記)
本作の筆者。二つ名『手負いの狼』(中二臭い!?)。
当時、二十代前半から中盤。
新卒で
病名は統合失調症、自律神経失調症、躁うつ病、強迫性障害、パニック障害等々。びょうき、いっぱいのたくさん。
普通に立って歩くのも辛い、食欲ない、寝れない!
やべぇ! 俺、YOEEEE!!
精神疾患の為か常に瞳孔が開いているので、黙っていると怖がられる。なので割と良くしゃべる。
《所有する芸術スキル》
・デスメタルバンドでのボーカル経験。デスボイスがつかえる。
・鉛筆画。
・小説、脚本の制作。
・空手、剣道経験者。
・演劇、イベントの裏方(音響・照明・電気工事・大工作業・SE制作等々……ようは都合のいいヤツ)
・イベント等にて、たまに活躍する程度のバルーンアートのスキル。
・3DCADと3Dプリンターで遊ぶ程度のスキル。
・何故かどんな話題にも食いつくアホの子。
・アホの子。
※ザ・お人好しの器用貧乏!
◎Ghostの借りているアパート
某県内にある新築の割に家賃の安い1LDKのアパート。キッチンが広い!
ミュージシャン、絵描き、詩人、作家、役者、旅人、ヤク中、精神異常者、ホームレス、果ては(不可抗力で!)家出男子高校生、家出女子中学生などなどが入り浸っていった部屋。
友人たち曰く、悪の巣窟。県下の悪が集う部屋。
さながらドラッグ、アルコール中毒者の巣窟だった中島らも氏の『バンド・オブ・ザ・ナイト』に出てくる家《ヘルハウス》、同じくドラッグや暴力を描いた村上龍氏の『限りなく透明に近いブルー』に出てくる《ハウス》と並び称されていた……。
けれど実態はそんな事はなく、来客者には僕がご飯を作ってあげていた。
しまいにはご飯目当てで遊びに来る人達も多数。うちは定食屋じゃねーんだよ!
ちなみに味覚の狂ったヤク中に食わせる飯は無ぇ!!
【ミュージシャンたち】
○ミュージシャンA
当時、三十歳前後。男性。二つ名『皇帝』。
あらゆる楽器を使いこなし、ボーカロイドまで駆使し、さらにボーカルとしても高い技術を持ったミュージシャン。若い頃のアントニオ・バンデラスのような、濃い顔の寡黙なイケメン。
大量のエフェクターを使用する人で、機材の詰まった巨大なケース(通称・『棺桶』。重さ三十キロ以上)を装備している。
《所有する芸術スキル》
・作詞、作曲、編曲。
・シャウト、デスボイス。
・弦楽器、キーボード、DTMのスキル。
・驚異の下ネタ好き。
・風貌が魔王。
・小学校の先生のスキル。専門は家庭科!?
○ミュージシャンB
二十代前半。女性。
シンガーソングライターを自称しているがギターは弾けない。詩は書けない。歌の方はまともにブレスすら出来てないレベル。
なので他人の楽曲を盗もうと躍起になっていた。
《所有する芸術スキル》
・作詞、作曲?
・うたが、うまい……?
・元声楽部。
・嘘八百!
・いつもダイエットしてる。
○ミュージシャンC
二十代前半。男性。
駅前で靴磨きをやっていた時にGhostと知り合う。高校時代に地元ラジオ局に呼ばれるくらいの人気バンドに所属。
ステージ上ではギラギラしているが、素の彼はめちゃくちゃ礼儀正しい好青年。そして愛すべき変態。
Ghostの事を『手負いの狼』と呼んだ人。
《所有する芸術スキル》
・作詞、作曲。
・弾き語りスキル。
・靴磨きスキル。
・驚異の下ネタ好き。
・関わる人の多くがファンになる人たらし。
○ベーシストA
Ghostと同い年。女性。
ベーシスト。Ghostと仲の良かった友達。数多くの変人たちが出てくる本作において超貴重な常識人。
数年前に結婚。ちなみに旦那さんもGhostと友達。
《所有する芸術スキル》
・ベーシスト
・常識を
○クラリネットプレイヤーA
ベーシストAの旦那さん。Ghostは彼とも友達。よく三人で遊んでいた。デート感覚でGhostの家にご飯を食べに来るのは如何なのかと思う(笑)
《所有する芸術スキル》
・クラリネット
・常識を
【絵描きたち】
○Ghostの絵の師匠、師匠
Ghostとは専門学校時代の同級生。男性。
一年同じ工業系学校に通ったのち、彼はアパレル系の専門学校へ転校。そこで絵を学ぶ。僕に絵を教えてくれた師匠。
超イケメン。
デスノートの八神ライトに似てる(マンガ版)。背景に花が咲きそうなレベルのイケメン。なのに、下ネタ大好きの変態。
《所有する芸術スキル》
・鉛筆画、水彩画。
・オシャレ番長。
・ホームページ制作、デザイン。
・驚異の下ネタ好き。
◎路上アート集団A
僕と役者Aが中心になって始めたアート集団。実質、運営はGhostがやっていた。
メンバーは十人弱。
新幹線が止まる某駅のペデストリアンデッキにてパフォーマンスを行っていた。地域のお祭りや、小さなイベントに呼ばれた経験もあり。結成して数年後に解散。
○絵師A
路上アート集団Aのメンバー。
初対面の時は十九歳。男性。学生。二つ名『筋肉で描く絵師』
萌え系のイラストがめちゃくちゃ上手い、元暴走族の副総長。
「オタクになりたいから辞めます!」と言って暴走族を辞めた斜め上にスゲー奴。
《所有する芸術スキル》
・コピック、水彩、PCを用いたイラスト
・エロい絵がうまい。
・極真空手。シャレにならんくらいつおい。
・気は優しいのに力持ち。
・驚異の下ネタ好き。
○絵師B
路上アート集団Aメンバー。
三十歳手前。女性。
イラスト系を得意としていた、元ナンバー1キャバ嬢。当時無職。
双極性障害を患っていた。また当時流行っていた脱法ハーブに手を出していた。他メンバーに対して、次第に攻撃的になっていく事に。
《所有する芸術スキル》
・コピックを用いたイラスト。
・ハンドメイド、アクセサリーの制作。
・女性からの人生相談員。
【役者・芸人たち】
○役者A
二十代後半。男性。
路上アーティスト集団Aを立ち上げ、同時に劇団【A組】にて演劇などの企画を行う……が、それは表向きの話。実際は全て人に丸投げ。
過去に北野映画にチョイ役で出演した事があったらしいが、その後声はかからず……。
半年前に渡した脚本を本番二週間前になっても読んでいない、など役者をやりたいのかすら怪しい。
前作のブラック企業エッセイで言うところの社長的ポジション。ここまで酷い人間を僕は見た事がない。
《所有する芸術スキル》
・やくしゃ……?
・自称、失読症。自称、空手経験者。自称、居合経験者。自称、三味線弾ける。自称、自称、自称……
・人の話し聞かない。
・ナンパ野郎。けどモテない。
・嘘八百!
・逮捕歴あり(僕と縁を切った後)。
◎劇団A組
役者Aが立ち上げた劇団。一人芝居がメインなので役者は一人。裏方は、ほぼ全てを僕が作り上げていた。公演の時は演劇以外に音楽などの演奏も行っていた。
○手相占い芸人A
三十歳過ぎ。男性。
手相占いを売りにした自称・お笑い芸人。芸風は鉄拳さんの紙芝居ネタを完全にトレース(パクリと呼べないくらい、本当に丸写し)したネタを得意(?)とする。
僕も占ってもらったのだけれど、占いとは真逆の結果ばかりが起きました。ある意味すげぇ!
《所有する芸術スキル》
・手相占い(ほぼ占いとは真逆の現象が起きる)。
・めくり芸(パクリ)。
・炎上芸人。
・自称ドSの豆腐メンタル。
・ナンパ野郎。けどモテない。
・補導歴あり(僕と縁を切った後)。
【文筆家たち】
○小説家A
三十歳前後。男性。東京在住。
自身も小説家を目指しながら、電子書籍黎明期に電子書籍特化の出版社を起し、自社レーベルからの書籍発行に勤しんでいた人。めちゃくちゃ仕事できる。すごい。
劇団A組への脚本提供や本番時のアシスト、さらに自社の発行する電子書籍にてプロモーションまでやってくれた恩人。
そして僕と共にブラックアーティストの被害を相当受けた被害者。
あとヘビーメタルが好き。
《所有する芸術スキル》
・小説、脚本。
・ホームページ制作、デザイン。
・ハイトーン・シャウトの使い手。
・ギタリスト。
・営業スキル高め。
・イベント運営スキル。
・常識を弁えるという最も困難な知性を所有。
◎出版社D
小説家Aさんが立ち上げた電子書籍専門の出版社。及び、アーティストのプロモーション会社。
後にミュージシャンBと詩人Aが所属。
路上アート集団Aや劇団A組のプロモーション。
また、出版された電子書籍にてGhost、小説家Bおよび詩人Aの作品を掲載してくれた。
○小説家B
二十歳後半。男性。Ghostとは別の県に在住。
Ghostの地元の先輩。
書かないラノベ作家志望。
どうやったら売れるか、どうやったら効率が良いか……という事しか考えず、肝心の小説は一切書かない人。
最初の頃はお互いに切磋琢磨していたのに、なぜか僕の作品をネット上でディスるようになり、果ては僕の考え方や人格までディスり始めた。
彼、曰く「
《所有する芸術スキル》
・小説。主にライトノベル。
・素人童貞(ええっ! 人の作品をオナニーだセックスだ言ってたのに。ええぇ!)。
○詩人A
四十代。男性。カトリックのキリスト教徒。既婚者。
元々某県の山沿いに住んでいたが福島原発事故後、放射能を恐れて奥さんと子供を街にある実家へ帰す。何故か本人は引っ越しせず、一人で山沿いに暮らす。
奥さんを働かせ、家事・子育てもすべて奥さん。当人は金持ちの親からお小遣い貰って、たまに日雇いで働いて、たまに詩人やってる人。
若い頃、留学中に吸った大麻にLSDが入っていて、バッドトリップして暴れた経験あり。
《所有する芸術スキル》
・
・カトリックのキリスト教徒。
・嘘八百!
・逮捕歴あり(僕と絶縁した後)。
○詩人Aの奥さん
美人でしっかり者な人。詩人Aからはモラハラや精神的DVを受け続けていた。
正直、見ていて辛いヤツ。胸糞悪し。
○詩人B
日本中を旅しながら出会ったお客さんに詩を書く事を生業にする詩人。
元右翼団体に所属していた、凄く気のいい男。依頼があると大学で講演を行っている。片足が義足。
《所有する芸術スキル》
・詩人。
・旅人。
・風のゆくまま、気の向くまま。
○詩人C
《あなたの名前と第一印象で詩を書く》と言うパフォーマンスを行っている詩人。人としても大らかで、豪胆。詩の売り上げだけで、奥さんと子供を養っている。
握手した時の力強く、それでいてとても優しい手が印象的だった人。
ちなみに役者Aは詩人Cの真似をして同じ事をやったところクレームが連発してた。
《所有する芸術スキル》
・詩人。
・大道芸人。
・超ポジティブ。
【その他】
◎普通のブラック企業B社
Ghostが転職後に勤めていた会社。以前勤めていた超凶悪ブラック企業に比べれば超優良ブラック企業。
熱が四十度出ても、ぎっくり腰になっても、「やる気がない」「遊んでるから悪い」等の罵声を浴びせられる程度の優しい会社(白目)。
あ、もちろん風邪ひこうが怪我しようが仕事は休めませんよ(白目)。
○芸能事務所C社長
五十代。男性。
芸能事務所Cプロダクションを立ち上げる。
ブラック企業の総本山『和〇グループ』の元幹部。
事務所を立ち上げた頃、路上で絵を描いていたD・Ghostと知り合い脚本家としてスカウトする。が、しかし、僕が転職を決意して仕事を辞めたとたんCプロダクションは倒産。
《所有する芸術スキル》
・ブラック企業経営スキル。要約すると『好きでやってる奴に払う金はない!』。
・無理というのは嘘吐きの言葉なんですよ。
◎芸能事務所Cプロダクション
ブラック企業の総本山・〇民グループの元幹部が立ち上げた地方を拠点にした芸能事務所。すぐ潰れた(/・ω・)/
○ホームレスのおっちゃん
アル中。某駅にて、路上ミュージシャンに対して「うるせえ! 帰れ!」と怒鳴っていたホームレスのおっちゃん。
○ホームレスのおばちゃん
某駅に出没するホームレスのおばちゃん。いつもぬいぐるみ抱えてる。
○駅前の暴走族たち
当時の某駅前にはいまだに特攻服を着て、改造バイクに乗った暴走族のたまり場。なかなか前時代的な光景である。とはいえ、決して悪い子ばかりではなかったのよ。
○
僕が前職のブラック企業で患った精神疾患を診ていた主治医。患者である僕に対し「薬漬けになれ」といって、精神安定剤を出すだけで治療らしい事はしない人。
最近、グーグルマップでこの病院のレビューを見たら、ものすごいボロカスに書かれていた。
といった感じで第一章の登場人物はこんな感じです。
うーん。ある意味、キャラクター紹介が今作のピークなんじゃないか? と言いたくなるほど、すでに酷いね。
全体的な進行としては、
【第一章】
○路上アーティスト編
○地方の芸能事務所編
○舞台・演劇・イベント制作編
その後に第一章とは別の地域で起こった出来事を【第二章】として書いていく。
といった感じに大まかに分けつつ、途中に番外編等を挟みながら、一話二千文字くらいを予定して、ゆるりと進めていく予定です。
それでは次回より本編スタート。
お付き合いの程、宜しくお願いいたします(/・ω・)/
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