第2話 俺と愉快な1年生達
俺はその後の記憶が無く、気づけばもう放課後だった。
「はっ!?そいえば放課後会議室だった…。しかたない…もう…どうにでもなれ!」
廊下は下校のため土間へ向かう生徒が多いなか、俺だけとぼとぼと会議室へ向かう。
そいえば委員会ってことは俺以外にも誰かいるってこと?いや待て、あれは闇の組織だぞ?いるとしたらごりごりのマッチョか、金持ちそうな外国人とかだろ…とりあえず殺されないようにだけはしないと…
会議室についた。緊張しながらドアの前に立ち、深呼吸をして心を決め、ドアに手を伸ばしたその時
ガラッ
ドアが勢いよく開いた。
「あれー?また違ったかー!」
「うわぁ!!でた!!金持ちそうな外国人!!」
「はい?金持ちそうな外国人?meそんな風にみえます?うれしいです!」
「え…?」
「me、宇乃ケレスって言います、1年1組です!あなたも神無月高校を良くする委員会の方ですか?だとしたらよろしくお願いします!」
「お、おう…俺は2年1組の睦月來…俺もその神無月高校を良くする委員会…?だっけ、よ、よろしくな。」
「え?じゃあ2人もヤク…校長から何も聞いてないのか?」
「はい、トイレから出たら待ち伏せされてていきなり…」
「変態じゃねぇか!」
「meは廊下を歩いてたら後ろからいきなり肩をつかまれて…」
「なにそれこえぇ!やっぱ校長こえぇ!」
「校長先生って謎ですよねぇ~」
「ところでさっきから気になってたけど誰?君も1年生なの?」
「あ!自己紹介忘れてました!!
橋渡星陽、1年1組です!ケレスくんと同じクラスです!好きな食べ物はハンバーガーで、嫌いな食べ物は…」
「お、うん!わかった!わかったから一旦止まって!?」
会議室で待つこと15分。
「この委員会ってさすがに俺たち3人だけじゃない…よな?」
「う~んでも委員会って何人からとかないじゃないですか、だからこの3人だけでもってありえますよね!」
ガラガラガラ
ゆっくりとドアが開いた
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