委員会活動中なんですけど。

おこめ

第1話 ヤクザ(校長)からの呼び出し

ここは私立神無月高校。通称かなこう。

そんで、俺は高校2年の、あ、1組の睦月來。睦月って1月の月のことなんだぜ?かっけぇだろ


「來ーなにぼーっとしてんだよ校長先生が呼んでんぞー。」


「へっ!?校長?え?俺なんかしたっけ、まじどうしよう…。」

校長怖いんだよなぁ~ヤクザみたいだし…胸ポケに拳銃あったりして…


「おーきたきた。睦月君にお願いしたいことがあるのだが。」


全身がビクッと固まるのが分かる。


「にゃ、にゃ、なんでしょうか…。」

やっぱこぇよ校長、あ、胸ポケ、胸ポケの確認…


冷や汗をかきながら必死に校長の胸ポケを確認する。その瞬間、校長の腕が自分に伸び、いきなり肩を掴まれる。


「ひゃっ!?」

なんだ…?まさか…俺、毒薬でも塗られたのか…!?


だが、そんな睦月の考えとは裏腹に校長は満面の笑みをうかべた


「睦月くん、今日から君は神無月高校を良くする委員会に入ってもらう!」


「へ?」


「じゃ、ひとまず授業後会議室に集合してくれ。」


「はい?」


「じゃ、よろしく頼むぞ~。」


それだけ言うと校長は、睦月をおいてゆっくり廊下を歩いていった。


え?待って待って?頭が追いつかない?なに?神無月高校を良くする委員会って?そんなん前までなかったじゃん…はっ!?もしや裏組織…?裏組織なのか!?だとしたら俺、ものすごいことに足を突っ込んでしまったのではないか?あーもうどうしよ…母さん、父さん、ごめんなさい俺なんかもう闇の組織に入会させられたかもしれない…。

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