第3話
「こんにちは、アリサちゃん居るかいる?」
「あ、マーサおばさん。こんにちは」
「ああ、アリサちゃん居たね。ふふ、なんだか元気そうでよかったわ」
「?」
なんの事だろう?
「スキル授与の儀、残念だったね。これでも食べて元気出しな」
「ふぁ!マーサおばさん!これもしかして!」
「ああ、旦那が森で見つけてね。おすそ分けだよ」
目の前に蜂蜜の小瓶が差し出されていた。
「ありがとうマーサさん!大好き!」
そう言って抱きつくと「おやおや」と笑顔を返してくれた。
「そうだ!マーサおばさん私の採った山菜お分けしますね」
「いや、いいよいいよ」
「でもでも」
「アリサが喜んでくれたら十分さね」
「マーサおばさん…ありがとう」
「良いってことさね」
「ああ、でもどうしようどうやって食べようかな?」
小瓶を持ち上げクルクル回って舞い上がる。
「甘い甘いマーサおばさんのくれたハ・チ・ミ・ツきっとぽっぺも蕩けちゃう〜♪」
「あははは!何だい?そりゃ。ずいぶんと妙ちくりんな歌だねぇ。まあ、アリサちゃんらしけど」
「はぅ。は、恥ずかしい」
無意識に歌を歌っていた事に自然と頬が紅くなる。
と共に突然表記されるスキル。
スキル[ワンマンライブ]
作曲の手引き→初級
評価[雑]0[普通]3[上等]0[神]0
作詞の手引き→初級ꫛꫀꪝ✧‧˚
評価[雑]1[普通]0[上等]0[神]0
演出の手引き→初級ꫛꫀꪝ✧‧˚
評価[雑]0[普通]0[上等]1[神]0
演舞の手引き→初級ꫛꫀꪝ✧‧˚
評価[雑]1[普通]0[上等]0[神]0
衣装の手引き→初級ꫛꫀꪝ✧‧˚
評価[雑]1[普通]0[上等]0[神]0
歌唱の手引き→初級
評価[雑]0[普通]0[上等]3 [神]0
魅力の手引き→中級ꫛꫀꪝ✧‧˚
評価[雑]0[普通]0[上等]2[神]1
話術の手引き→初級ꫛꫀꪝ✧‧˚
評価[雑]0[普通]0[上等]1[神]0
【掲示板】孫娘の様に可愛いアリサちゃんを愛でる会
1名前:マーサ
あははは!何だい?そりゃ。ずいぶん妙ちくりんな歌だねぇ。まあ、アリサちゃんらしけど…なんだい上目遣いでぽっぺ真っ赤にしちゃって!嗚呼!可愛いねぇ。抱きしめてこねくり回したいよ全く!
………
「ふぇっ」
更に頬を紅くし、モジモジしてしまうとマーサおばさんに抱きしめられてこねくり回されました。
マーサおばさんはやっぱり暖かくて安心出来るとてもいい匂いがしました。
お母さんの匂いもこんな感じなのかな?
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