第2話

 いつもの様に山菜を採りに行く中、森でハミングしていると頭の中でスキルが突然表示された。


 スキル[ワンマンライブ]


 作曲の手引き→初級ꫛꫀꪝ✧‧˚

 評価[雑]0[普通]2[上等]0[神]0


 作詞の手引き

 評価[雑]0[普通]0[上等]0[神]0


 演出の手引き

 評価[雑]0[普通]0[上等]0[神]0


 演舞の手引き

 評価[雑]0[普通]0[上等]0[神]0


 衣装の手引き

 評価[雑]0[普通]0[上等]0[神]0


 歌唱の手引き→初級ꫛꫀꪝ✧‧˚

 評価[雑]0[普通]0[上等]2[神]0


 魅力の手引き→初級ꫛꫀꪝ✧‧˚

 評価[雑]0[普通]0[上等]2[神]0


 話術の手引き

 評価[雑]0[普通]0[上等]0[神]0




【掲示板】アリサちゃんを見守り隊


 1名前:名無しの狩人

 今日もアリサちゃんはご機嫌だな。


 2名前:名無しの狩人

 スキル授与の儀で落ち込んでなくて良かった。


 3名前:名無しの狩人

 まあ、残念ではあるな。しっかしアリサちゃんは大きくなったら絶対美人さんになるから、なんとかなるだろ。


 4名前:名無しの狩人

 娘に手を出したらぶっ殺すからな!


 5名前:名無しの狩人

 怖ぇよ!幼女になんか手なんか出すかよ!


 …………


 なんだこれ?

 困惑と共に押し黙ってしまった。

 それと共にスキル表記が消える。


「なんだったんだろう?今の」


 首を傾げてまた歩きだす。


 数分もすると先程の事も忘れ山菜を採りながら、また自然にハミングする。

 するとまた頭にスキル表記が現れる。


 スキル[ワンマンライブ]


 作曲の手引き→初級

 評価[雑]0[普通]4[上等]0[神]0


 作詞の手引き

 評価[雑]0[普通]0[上等]0[神]0


 演出の手引き

 評価[雑]0[普通]0[上等]0[神]0


 演舞の手引き

 評価[雑]0[普通]0[上等]0[神]0


 衣装の手引き

 評価[雑]0[普通]0[上等]0[神]0


 歌唱の手引き→初級

 評価[雑]0[普通]0[上等]4[神]0


 魅力の手引き→初級

 評価[雑]0[普通]0[上等]4[神]0


 話術の手引き

 評価[雑]0[普通]0[上等]0[神]0


【掲示板】アリサちゃんを見守り隊


 1名前:名無しの狩人

 お、またご機嫌になったな。


 2名前:名無しの狩人

 アリサさっきはどうしたのか。


 3名前:名無しの狩人

 そんな事よりそろそろ森の出口だ。うちらも獲物もって帰らねぇと。


 4名前:名無しの狩人

 そうだった。肉持って帰らなきゃ今夜は山菜だけになっちまう。早く行くぞ


 5名前:名無しの狩人

 分かってるって!俺も母ちゃんにドヤされちまうぜ


 …………


 それ以降表記はされなくなった。

 このスキルって本当に何なんだろう?


 謎が深まるばかりである。

 アリサはまた首を傾げて家路へと向かうのであった。

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