第17話 スライム

幻の森に入ってすぐにゴブリン2体の反応があった。俺は少し上がった速さを感じつつ木々に隠れながらゴブリンへと近づいた。


ゴブリンLv4


ゴブリンLv6


「「グギャ!」」


残り3mを切った位でゴブリンは俺に気づいた。


しかし気づいた時にはもう遅く次の瞬間ゴブリンの首は胴体とお別れすることになった。


(石剣はやっぱりどうしても切るより叩き切るって感じだったけど、この短剣は汚れているけど切れ味は包丁よりもあるな)


1体のゴブリンを殺したあと俺はすぐさまもう1体のゴブリンを殺そうと動いた。


ゴブリンも俺を殺そうと動き出していたようだが俺よりも遥かに遅いため、ゴブリンが棍棒を振り上げた時には俺の短剣がゴブリンの首へと届いていた。


「グッ」


ゴブリンは1言うめき声をあげ死に絶えた。


(すごい持ちやすいし、狩りしやすいな。

でもこのスタイルだと戦士とか狩人じゃなくてどうしても暗殺者みたいなイメージになるな)


ゴブリンの右耳を剥ぎ取り、次の獲物を狩りに行こうと考えていると、一角うさぎの反応が生命探知の範囲内に入ってきた。


その反応に近づいていくと100mほど先に一角うさぎがいた。 


一角うさぎLv2


狩りに行こうとして俺は動きを止めた。

なんとなくここから短剣を投げて当たる気がしたのだ。


直感を信じて短剣を投げると頭に見事命中!、、とはならず狙いが少しずれて前足に当たった。


「ピギッ!!」


突然のことに逃げようとする一角うさぎだが

すぐ追いついた俺によって首を落とされた。


(それにしても以前なら100mもあったら外してたし、ましてや一角うさぎなんて当たるはずないんだけどな。まぎれか?)


ここまで考えて1つの可能性に思い当たった。


ステータス

名前 木下 圭(きのした けい)

年齢 16

職業 冒険者

レベル 5

HP 300 MP 340

STR 43→47 VIT 44→43

AGT 63→68 DEF 42

INT 42

残りステータス割り振り0ポイント

剣術Lv3 盾術Lv2 身体強化Lv3

生命探知Lv3 気配消去Lv3 投射Lv1

鑑定

光魔法Lv1 水魔法Lv1 

雷魔法Lv1 時空魔法Lv1

魔力量増加Lv2 魔力操作Lv2

詠唱破棄

SP0


(やっぱりスキルが増えてる!遠距離攻撃が当たりやすくなるのんて戦略の幅が広がるな)


なんてことを考えているとまたゴブリンが2体生命探知に引っかかった。


俺はゴブリンに近づき、距離が100mを切った所で


ゴブリンLv6


ゴブリンLv6


短剣を投げたすると今度は片方のゴブリンの頭に見事辺りゴブリンの命を刈り取った。


俺とゴブリンとの距離が100mもあるため

生きているゴブリンは攻撃をしてきた相手が分からず辺りの様子を伺っていた。


その隙に時空魔法で短剣を手元に引き戻し、

(335/340)

再び短剣をゴブリン目掛けて投げると

胸のあたりに辺り


「グギァ!グゥ!」


ゴブリンが苦しみだしたので俺はマジックボックスから石剣を取り出してゴブリンの首を落とした。


(やっぱり距離があっても攻撃があたるのは便利だな。投射スキルを上げるのもありだな)


投げた短剣を回収して、石剣をマジックボックスにしまった。


その後は短剣を投げたり近よって魔物の攻撃を避けながら首を落としたりなどによって


ゴブリン×26


一角うさぎ×7


、、、正直言って短剣を使うのが楽しすぎたのでここまでやってしまったのだ。


ここまで狩ってから短剣を鑑定すると


名も無き短剣 Lv2


STR+8 AGI+8


(おー普通に上がっている、やっぱりレベル上がるんだな。それにどっちも+3とか正直性能が壊れてる気がするが俺に損はないしいいか)


ステータス

名前 木下 圭(きのした けい)

年齢 16

職業 冒険者

レベル 5

HP 300 MP 340

STR 42→50 VIT 4さ

AGT 63→71 DEF 42

INT 42

残りステータス割り振り0ポイント

剣術Lv3 盾術Lv2 身体強化Lv3

生命探知Lv3 気配消去Lv3 投射Lv1

鑑定

光魔法Lv1 水魔法Lv1 

雷魔法Lv1 時空魔法Lv1

魔力量増加Lv2 魔力操作Lv2

詠唱破棄

SP0


そろそろ依頼をこなそうと思い。まずスライムを探す事にした。


10分ほど歩いていると50m程先にしっかり見ないと気づかないほど弱い反応があることに気づいた。


(あれ、これってスライムか?)


反応のあった場所に向かうとそこには薬草を食べている緑色の物体があった。


スライムLv2


(いた!確かにこんなのちゃんと見なくちゃ見逃しちゃうよな)


スライムは周りが薬草だからなのか緑色になり完璧に風景の一部と化していたのだった。


(確かスライムは中心にある核を壊すと死ぬんだったな)


ダリアに教えてもらった知識を思い出し

スライムに近寄って短剣で核を刺した。


するとみるみるうちに固体であったスライムが液体に変わっていこうとしたので慌ててスライムをマジックボックスにしまった。


「あぶない、だから依頼がスライム液を取ってきてだったのか」


1つ俺の中の疑問が解けたところで

スライムに食べられていない薬草を5株ほど取り他のスライムを求めあるき始めたのだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


マジックバック

銀貨5枚 大銅貨4枚 銅貨6枚

(5万4600円)

下級ポーション×2


中級ポーション×1


石剣 石盾


ゴブリンの右耳×30


一角うさぎ×8


スライム液×8


薬草×30 薬草もどき×40

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