2021-11-6

 田舎の村はずれに老夫婦が住んでいました。

 お爺さんは山で木を伐り薪を村に卸して生活していました。


 そんなある日、おばあさんが川で洗濯をしていると上流から大きな桃が流れてくるではありませんか。

 おばあさんはちょっと欲を出して、その桃を引き上げようと知恵を絞ります。

 しかし丸ごと引き上げるには無理があると判断し、両手でつかみ取れるだけ千切って持ち帰りました。


 お爺さんが家に帰って来たころには桃は真っ黒に変色していましたが、久しぶりの甘みを二人で仲良く味わいました。




 川を下る大きな桃は・・・


 その大きさから何人もの人が見つけていましたが、川を流れている上に虫食いと思われる穴が開いているのですから誰からも手を伸ばされる事無く、大海原へ旅立っていきました。



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