男は夢想し明日を見る、そして女は三歩後ろで現実を見る。
男がふと立ち止まり振り返れば、それまで過ごした現実を女は教えてくれる。
良くも悪くもそれが営みである。
カドネとノエインそれぞれの主従ふたりの対照的な結果が印象的ですね。
ノエインも必要とあれば汚いと言われる手段を取りますが、基本的に他者を幸福にする事を強さとしている点が最も違った様に思えました。
ヘルガには厳しい反面この上ない成長の場になりましたね。この先も楽ではありませんが、次代の王としては認められそう。
自分を全肯定してくれる伴侶の存在は男が何か前列のないことを成そうとするとき、大きいですね。
イヴェットの「陛下、あなたは何も間違っておりません」
マチルダの「ノエイン様は何も間違っておりません」
切ないね
死したカドネに自身の闇を見たのか。
幸せになることで見返す選択をしたノエインと、恨みを晴らす選択をしたカドネ。
ノエインには良い教訓となったかもしれないですね。
それならば、カドネはある意味、アールクヴィストの礎の1つになったんだろう。
次は夫婦愛の強い狸の獣人に生まれ変わると良い(笑)
隣国の次世代の女王が広い視野を持てるよう成長したのはいい未来に繋がりそうですね