登場人物紹介(第六章)
第六章からの新規登場人物に加えて、前回入れるのを忘れていたケノーゼとボレアスの紹介です。ケノーゼとボレアスごめん……
★★★★★★★
・ケノーゼ
アールクヴィスト準男爵家に仕える従士。鼠人。現時点で20代前半。
ランセル王国との戦争で徴募兵としてバレル砦に配置され、ノエインとともに戦った。このときの戦闘で父ジノッゼを失い、戦後は他の徴募兵たちとともにアールクヴィスト領に迎え入れられた。
その後、獣人たちの代表としてアールクヴィスト家の従士に任命され、エドガーのもとで農民たちをまとめる役割を与えられている。
生真面目な性格で、当初は移住してまだ日の浅い自分が従士になることに戸惑いも感じたが、ノエインの説得を受けて最終的には引き受けた。
・ボレアス
アールクヴィスト領民。獅子人。現時点で40代後半。
ランセル王国との戦争で徴募兵としてバレル砦に配置され、ノエインとともに戦った。戦後はケノーゼや他の獣人たちとともにアールクヴィスト領に迎え入れられた。
もともと獣人の集落で村長を務めていたが、当人は穏やかでのんびりした性格で、あまりリーダー役に向いていないと思っていた。
作中では描写はないが、獣人から従士を登用するにあたってノエインから相談を受けた。
その際、自分はもういい歳だし従士という柄ではないと考え、一農民として穏やかに暮らすことを望んだため、若く能力があって戦争で実績も作っているケノーゼの方を推薦した。
・グスタフ
傀儡魔法使い。現時点で20歳くらい。
もとは王宮魔導士として王家に雇われた上で、軍属として王国軍本部で働いていた。
実は軍属の傀儡魔法使いの中でも随一の実力者だが、それでもゴーレムの操作速度は他の者より多少マシ程度。
仲のいい妻がいるが、妻の実家(下級の宮廷貴族家)からはうだつの上がらない傀儡魔法使いだからと馬鹿にされていた。
ノエインに雇われてアールクヴィスト領に来てからは、訓練に励んで結果を出すうちに少しずつ自信を持ち始めている。
もともと実力が高かったことと、訓練で最も早く成果を上げたこともあって、七人の傀儡魔法使いのまとめ役的なポジションになりつつある。
・セシリア
傀儡魔法使い。現時点で10代半ば。
もとは王宮魔導士として王家に雇われた上で軍属として王国軍本部で働いていた。
アールクヴィスト領に移住した七人の傀儡魔法使いの中では最年少だが、実力はグスタフに次ぎ、仲間内では希望の星かつ皆の妹的な存在。
病気の母がいるが、アールクヴィスト領に来て給料が上がったことでより質の高い薬を買ってあげられるようになり、また経験豊富な医師であるセルファースの診療を受けさせられるようになったので、病状はかなり良くなっている。
・ヴィオウルフ・ロズブローク
ロズブローク男爵家当主。南西部のやや北寄りに領地を持つ。現時点で22歳。
先代当主である父親がランセル王国との紛争で戦死したため、若くして後を継いだ。
土魔法の凄まじい才能を持っており、その才を発揮して戦争で活躍したため陞爵したが、領地の規模自体は大きめの村をひとつ持っているだけでそれほどでもない。
高身長イケメンだけど人見知りコミュ障。本当は戦いを避けて領地に籠って平穏に暮らしていたい。
・ディートリンデ・キヴィレフト
マクシミリアン・キヴィレフト伯爵の妻。北東部のとある伯爵家から嫁いできた、マクシミリアンより二歳上の姉さん女房。
とんでもなく気が強く、自分より早くマクシミリアンの子を産んだ妾(ノエインの母)と、その息子であるノエインをひどく嫌っていた。ノエインが離れに軟禁されて暮らすことになったのは、この人がマクシミリアンにそう指示したせい。
一人息子であるジュリアンを溺愛している。
・ジュリアン・キヴィレフト
マクシミリアン・キヴィレフト伯爵の嫡男。現時点で16歳(ノエインの二歳下)。
思慮が浅く、お世辞を言われて本気で喜んだりすぐに人の言葉を信じたりする悪い癖がある。
また、両親の影響で「貴族は尊い、平民は卑しい」といった考えに強く染まっている。
高いレベルの教育を受けたので勉強ができないわけではないが、それ以前に人間性が愚か。また、父と同じく軍事面には疎い。
・イングリット・ロードベルク
ロードベルク王国国王オスカー・ロードベルク3世の妻。現時点で28歳。
王国の北端に位置する公爵家から嫁いできた当代王妃。親同士の取り決めで生まれたときからオスカーの妻になることを運命づけられていた女性で、王妃になるための教育を受けてきたため、その立場にふさわしい振る舞いや言動を崩さない。
夫婦仲は良好で、その立場もあって常にオスカーのことを立てるように動こうとする。
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