第45記:堰止湖
車内に厚着の人が増えてきた。寒くなれば、当然、服装も変化する。俺も家から駅までの移動中、手袋をはめた。はめるのは今冬初めて。扉が閉まり、電車が動き始めた。同時に本を開いた。怪魚伝、第5話「大鳥池」を読む。魚類系UMAの代表格タキタロウ(滝太郎)を題材にしたもの。
職場到着。売店に行き、朝食を買った。ホットコーヒーがよく売れているようである。これも寒気の影響。休憩広場に行き、卓席に座った。ピザトースト風の調理パンを齧りながら、コーヒーを(五割ほど)飲んだ。
食後、残り五割を飲みながら、ラジオの情報番組を聴いた。今日の話題は「おもしろタクシーについて」であった。今回紹介されたのは、0円タクシー、忍者タクシー、心霊名所巡り(!)タクシーなど。
昼食後、休憩ルームに行った。仮眠の前に第5話の続きを読む。大鳥池は「池」ではなく、実際は「湖」らしい。秘境の湖とまでは云えないが、少なくとも、ハイキング気分で近づける場所ではないようだ。大鳥池が有する特殊な条件が、巨大魚タキタロウを育んだのであろうか……。
タキタロウの正体はさておき、そんな湖が日本に存在するなんて、とても愉快な気持ちになる。真剣に研究されている方々には「ふざけるな」と怒鳴られそうだが。タキタロウには、永遠に「幻の魚」であって欲しい。何もかも解明されちゃったら、世の中、つまらないじゃないですか。〔11日〕
[シンカワメグムさんのコメント]
寒い日は熱々のコーヒーが美味しいですね!
自分は、ミルクとお砂糖たっぷりにして飲んでおります!うまし!!
ヒイ~心霊タクシーですか~寒いのが更に寒く……(笑)
タクシーの運転手さんは、色んな経験ありそうですよね。都市伝説でも
深夜のタクシーってよく出てきますしね。深夜業務は大変だなあ~(;´Д`)
タキタロウ。実は生息地県でござる~~でも大鳥池を知らない…。
(。´・ω・)? 朝日山地の湖…どこだろう…。
なんと十数年おきにうちの地元では、捕獲されるらしいです(笑)
偉い人が、調査結果がぼんやりなのに絶対いる!と言い張っております。
昔の人も目撃証言があるから絶対いる!と文献で言い張っております(笑)
130年以上前からずっと言っているので、誰も否とは言えませぬ。
博物館まで建てちゃうタキタロウラブっぷりがスゴイです(笑)
でもUMAって想像するだけでワクワクしますね~楽しい!(≧▽≦)
[闇塚の返信]
怪魚伝には「朝日連峰の以東岳の麓に、上古より神秘の湖として伝えられる大鳥池がある」(89頁)と、記されていますね。
UMAが主役の博物館なんて、素敵じゃないですか。タキタロウは人気者ですね。その内、キャラになりそうですな。
小学生の時に読んだオカルト本に「畳一枚分の巨体を持つフナ」の目撃例が紹介されていましたよ(笑)。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます