第36記:黄金時代と百貨店

 シャットダウン確認後、身支度を整えた。自宅を出て、近所のスーパーに向かった。惣菜売場にも弁当売場にも、俺の食べたいものはなかった。何も買わずに店を出た俺は、駐車場の隅っこに足を進め、公園近傍の弁当屋に電話を入れた。

 閉店20分前だと云うのに、おばちゃんは愛想好く応じてくれた。まったくありがたいことである。俺は幕の内を注文をすると、電話を切った。切りざまに、走り始めた。最近何やら、身が軽い。おっさんが無理をすると、ロクな事態にならないが、まあ、この程度なら大丈夫だろう。


 帰宅後、再び愛機を起動させた。メクるとぴよぶっくを呼び出し、転生作業を始めた。2018年1月分の転生を終えたところで、今日の活動も終えることにした。ダウン確認後、晩酌の支度を始めた。

 豊富な惣菜を酒肴(さかな)代わりにして、レジェンドのミネラル水割りを呑(や)った。その後、飯を食べた。一旦テーブルの上を片づけ、改めて水割りを作った。作りざまに、円盤(DVD)プレーヤーの電源を入れた。自動的に『ローマの休日』の再生が始まる。


 呑みながら、ローマの続きを観た。初めは〔キネマ闇塚〕に感想文を載せるつもりだったが、途中で「俺の手には負えない…」ことがわかり、投稿を諦めた。同盤には、吹き替え版が収録されており、まことに助かる。

 ヘプバーンの声を池田昌子が、ペックの声を城達也が担当していた。素晴らしい配役である。池田さんや城さんが活躍されていた頃の吹き替え技術は、おそらく、史上最高の水準に達していたのではあるまいか。えっ、今?今はどうだろう。うーん。今のことはよくわからないなあ。〔24日〕


 午前8時に起床。洗顔後、身支度を整えた。数日分の衣類を担いで、近所のランドリーへ向った。着きざまに、担いできたものをマシンの中に放り込んだ。その上に花王社のアタックをばら撒き、扉を閉めた。指定の金額を投入し、起動ボタンを押した。洗い上がりまで、約30分かかる。


 帰宅後、脱水衣類を露台に吊るした。屋内に戻り、愛機を起動させた。メクるとぴよぶっくを呼び出し、転生作業に没入した。昨夜、ぴよに投稿した日記に三名様のコメントが寄せられていた。本当にありがたいことである。ぴよ村は今年いっぱいで水没してしまうわけだが、この四年の間、俺は得難い経験を幾度もさせてもらった。改めて、感謝を捧げたい。


 シャットダウン確認後、再び外出した。自宅を出て、駅前のデパートを目指した。その道中、公園に寄り、写真を十枚ほど撮った。同園は広々としていて、散歩の舞台としては最適のものだが、他の公園みたいに「謎の物体」が置いていないのが、いささか不満である。遊具類の設置もない。理由はよくわからないが、やはり「予算の関係」というやつかな。


 デパート到着。ここは「ツケがきく」ので、手持ちの現金が少ない時、とても重宝する。1階で衣類と日用品を買い、地下で酒類と食料品を買った。今日は「月に数度のサービスデー」であった。そのためだろう、店内は普段よりも混雑していた。レジの前にも行列ができていた。さしもの行列嫌いも並ぶしかない。拒否したら、お巡りさんを呼ばれます。


 帰宅後、浴室に行き、熱めのシャワーを浴びた。その際、右足のキズを発見。丹念に洗い、湯浴び後、近江兄弟社のメンタームを塗り込んだ。〔24日〕


[シンカワメグムさんのコメント]

ぴよさんの闇塚さん日記の、ブラックジャックをチョイスは、

大変よろしゅうございました~(*´▽`*) 

闇塚さんの日記の返信コメントがぎゅうぎゅうに(笑)←ほぼ犯人はこいつ。

みんな手塚ネタだと血が騒ぎますな!

手塚治虫愛はここの1000文字でも語れないので、

涙を呑んで割愛いたします~語りたい…(ノД`)・゜・。


[闇塚の返信]

『人面瘡』は怖かったですね。幼魚時代の闇塚にはきつい話でした。自分もかかるのではないか…という妄想に怯えました(苦笑)。

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