第34記:休場

 電車の発車と同時に『「食」の自叙伝』を読み始める。第8のゲストは宣銅烈。第9は中島らも。第10はルー・テーズ。らもさんは、食べることに関して、それほど執着はないのではないか?と考えていたが、果たしてそうであることが、この本を読んでわかった。

 職場到着。売店に行き、朝食を買った。休憩広場に行き、窓際の卓席に陣取った。同広場の傍には、売店の他に立派なレストランもあるのだが、こちらには一度も入ったことはない。オープンがやや遅いからである。開くのが現状より30分早ければ、毎日ではないにしろ、利用すると思う。


 食後、コーヒーを飲みながら、ラジオの情報番組を聴いていた。今日の話題は「最近の豚汁事情について」であった。俺の知らぬ内に、豚汁ブームが起きていたらしい。最初に紹介されたのは「缶入り豚汁」なるもの。この商品、自動販売機で売っているそうである。興味のある方は探してみてください。味については、御自分の舌で確かめてみてください。


 業務終了。更衣室に行き、仕事着から私服に着替えた。部屋を出て、廊下を進み、職員用の小扉を開けて、外に出た。一番近い駅まで徒歩で移動した。その間、ラジオの相撲中継を聴いていた。特に相撲に詳しいわけでもないのに、何故かラジオ中継は好きなのである。まったく、妙な男だ。

 横綱不在の場所は、いささか緊張感に欠ける気もするが、新たなスター力士が誕生する契機にも成り得る。何かとお騒がせの相撲界だが、本来の形で世間の注目を集めてもらいたい。ファンではないが、切実に思う。〔21日〕


 帰りの電車の中で、山田風太郎の『信玄忍法帖』を読了した。


[Quinもわさんのコメント]

時間あると相撲中継つけてる私がいる。

個人的には勝負前の一瞬の静寂と、その直後の決まる時は刹那で決まるというあの間合いみたいなのが好きです。


[シンカワメグムさんのコメント]

なんと豚汁が自販機に……。い、違和感がぬぐえません。

ラーメン汁の缶バージョンもあるそうで…。喉が乾かんのだろうか…。

でも、ポタージュの缶とかお汁粉の缶とかも昔からあるし、

世間で浸透すれば、いつの日か自分も買う時が来るかもしれない(笑)


相撲のラジオ中継。前に野球と違って相撲は勝敗しか分からないと言う

闇塚氏のコメントが気になったので、ちょっと聞いてみました!

うん!ホントにわからんね!!(・∀・) 流石は国営放送。

全く盛り上げようとしない、淡々とした進行に歴史を感じさせます。

マイラブ横綱・千代の富士が引退後、マジメに見なくなって数十年。

変わらないスタイルに懐かしささえ感じます。数十年間変わらん!

いやでも~もうちょっとそろそろ工夫が…ごにょごにょ。

相撲界はずっと色々問題あり過ぎて、手が回らんのですかね…遠い目…。


[柳乃奈緒さんのコメント]

豚汁と言えば!この前食べるお味噌を買ったのですが、「ご飯にのせて食べる豚汁」という瓶詰めのお味噌を買いました♪これがなかなか美味しかったです。これからの季節。自動販売機に「豚汁」を見つけたら買ってしまうかもしれませんw

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