第23記:古巣

 雨の勢いが弱まり始めていた。陽光が雲の壁を突き抜いて、天空に神々しい景色を描き出していた。身支度を整え、各所の施錠を確かめた。玄関のカギをかけ、自室を離れた。傘を差しながら、濡れた路面を歩いた。

 駅前の両替屋(銀行)に行き、現金を補充した。近傍の弁当屋に足を進め、おにぎり弁当を買った。コンビニに行き、酒肴類と飲料水を買った。帰宅後、浴室に行き、温水を浴びた。体を拭き、服を着た。


 居室に行き、愛機を起動させた。メクるをやる前に、ぴよぶっくを呼び出した。頂戴したコメントに返信を送ってから、日記を書き始めた。中身や内容に変化はない。メクるだから、こうだとか、ぴよだから、ああだとか、そのような器用な芸当は俺にはできぬ。が、書き易さ(編集のやり易さ)という点では、後者の機能よりも、前者のそれの方が上かも知れない。そんなことを思うのは、多少「メクる慣れ」してきた証拠であろうか。


 ぴよ閉鎖の日時が刻々と近づいている。今年の大晦日が最終日だ。約4年間、投稿を続けてきたサイトが、跡形もなく消え去ってしまうのだ。俺自身もいっしょに消え去ろうかと考えたこともあったが、そこまでの枯淡境地には達しておらず、舟を漕ぎ出し、新大陸を目指した次第である。


 もし、ぴよの運営が十年も二十年も継続したとしたら、海に乗り出すこともなく、同村で生涯を終えただろう。平穏な暮らしを営む者は、それを維持しようとする。旅に出ようなどとはあまり考えない。

 人を探検や冒険に駆り立てるエネルギーは「乱の要素」である。波乱や動乱が、それらに誘うのだ。今回の展開(転生騒動)が、来年以降、俺にどのような作用をもたらすのか、楽しみでもあり、不安でもある。〔10日〕


[シンカワメグムさんのコメント]

メクルさんはイマイチ難しいですね~(。´・ω・)?まだまだ謎が…。

挿絵機能が無いのは衝撃的でやんす。普通入れられるものじゃ...。

でもこうして、つぶやきにコメントできるのもメクルさん独特の

機能ですし、他サイトに移動したらメクルさんの方が楽しかった!

となるのかも。(。-∀-)


ぴよさん閉鎖はとても残念です。用もないのにウロウロしています(笑)

でも自分は閉鎖がきっかけで、イラスト描きまくりました!(`・ω・´)

闇塚日記シリーズ他サイトにも載せておりますが、大好評です。

実は闇塚さんの知らない所で、日記もお褒めの言葉を頂戴しております。

え?何故シンカワに?

それは闇塚日記のリンクとイラストを繋げておるからで~~す(/・ω・)/

気になった人はすぐにここにジャ~ンプ!(/・ω・)/


なべたろう丸はすでに広い海に出ておられますよ!

ぴよさんとはまた違う新しい出会いがあると思います!

良い出会いで闇塚鍋太郎の作風に、更なる磨きがかかりますように!!

(≧▽≦)


[闇塚の返信]

俺も毎日のように訪問しております。転生作業をやっている最中、俺はいったい何をやっておるのだ?と思う瞬間もありますけど(苦笑)。あまりにも量が多過ぎて、終わりが見えないのです。


俺も時々拝見しております。一種の画廊のような雰囲気で素敵です。多彩なイラストが展示されている中、蛇頭と魚人が文字通りの異彩を放っていますね(笑)。


[こなつさんのコメント]

はじめまして(^^)


いつもブログ、楽しく読ませて

いただいてます。


私がこちらに登録して、いつの間にやら

4年が経っていたようです。


以前はポケ○リさんで活動していたのですが、

ゴタゴタがあって、こちらに流れ着きました(^^;


たまにブログを書くくらいで、

小説を上げ始めたのは最近なので。


使い勝手がいいのかどうかは

わかりませんが…


メクるさん自体は居心地いいな、と

思っています(^^)


ぴよさんから来た皆さんにも

ここを好きになってもらえたら嬉しいです♪


[闇塚の返信]

ありがとうございます。まことに拙い内容ですが、どこかひとつでも、面白い!と思ってもらえるところがあれば幸いです。


登録したばかりで、戸惑う場面も少なくないのですが、居心地の好さは感じております。今後はメクるさんを拠点にして、活動してゆくことになると思います。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る