第4記:座談会

 行きの電車の中で、文春文庫の『合戦の日本史』を読了した。比較的薄い本だが、内容と中身はぎっしり。肉厚のステーキを堪能したような気分だ。戦国時代と明治維新に興味のある方は是非読んでみてください。


 終点到着。駅を出て、ラジオを聴きながら、徒歩で職場に移動した。売店に行き、朝食を買った。空いている卓席に座り、甘食型、抹茶風味の菓子パンを食べた。食後、熱いコーヒーを飲んだ。飲みながら、小説を読んでいると、先輩K氏がこちらに来られた。本を閉じ、同氏と映画の会話を楽しんだ。その後、ロッカールームに行き、私服から仕事着に着替えた。


 午前業務終了。職員食堂に行き、券売機でBランチを買った。今日のBは白身魚の天ぷら風にトマトソースをかけたもの。魚類の正体は不明。

 不明のまま食べ始めると、大層立派な「衣」を身に着けておられることに気づいた。ここまで立派だと、魚を食べているのか、衣を食べているのか、わからなくなる。食後、茶碗一杯分の冷水を飲んだ。


 休憩室に行き、十分ほど仮眠。眼が覚めると、隣りのテーブルで、役人面二人が深刻な顔で深刻に話し込んでいた。俺にはまったく無縁の世界。関心ゼロ。ダサク畑の肥料にもならない。席を立ち、職場に向かった。〔22日〕


[シンカワメグムさんのコメント]

白身魚では満足せずに、正確な魚名を知りたがる所に、古代魚の化身たる

闇塚氏のこだわりが垣間見えます。(笑)

しかし、白身魚のフライにソースか…。え?トマト?マヨじゃなく?

うん!ご飯全く進む気がしない!

食後に冷水、もうルーティンになってますな~…


[闇塚の返信]

固有名称ではなく、白身魚と表記している点が怪しい(笑)。白身魚と云ってもたくさん種類がいますから。まあ、一種の「逃げ」ですね。


[柳乃奈緒さんのコメント]

魚フライの衣が分厚いことよりも、役人面の二人が気になりました(笑)

休憩中にしっかり10分でも仮眠をとるのはとても良い習慣ですね。


[闇塚の返信]

生涯友人になることはないだろうし、又、なりたくもないタイプの人たちですね(苦笑)。もっとも、向こうもそう思っているだろうけど……。


そうしないと、午後の仕事がきついのです。精神はさておき、肉体は完全なおっさんになってしまいました。

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