第5話 洞窟のイドラ① βー3
メガネ「イドラエスケーパーというのは、自分の事なんですね。どうして僕がそうだと?」
カエデ「メガネさんは、ラノベを読んで異世界で自由に活躍する主人公に憧れて婚活を始めたんですよね?」
メガネ「まあ、大体そんな感じです。」
カエデ「そして、好きなだけ本を読む為に引きこもる計画を方針変更したんですよね?」
メガネ「方針変更というか、両立できないかなぁと」
カエデ「以前の計画だけでは良くないと感じたんですね?」
メガネ「まあ、そうですね。」
カエデ「両立と仰いましたが、結婚したら好きなだけ本が読めなくなるのではないですか?」
メガネ「そ、そうですね・・」
カエデ「お相手の方のワガママに引きずり回されて本が読めなくなったらどうしますか?」
メガネ「・・・」
カエデ「理解ある方だったとしても子育てが始まったら本を読む時間が取れるでしょうか?」
メガネ「・・・」
カエデ「子育てと読書、どちらが大事なの?とお相手に迫られたら何と答えますか?」
メガネ「・・・」
カエデ「子育ての期間は、約20年間です。その頃メガネさんは、70歳を越えていますがそこまで我慢出来ますか?」
メガネ「・・我慢・・出来ないかも知れません。」
カエデ「やはり、かなりの重症ですね。でも両立させたいと?」
メガネ「両立・・させたいです・・」
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