第4話襲撃
声の正体は、女の子だった。
年齢は俺と同じくらいで、赤いルビーのような目をしていて、髪の毛茶髪のロングヘアーのかわいらしい女の子だ。
「お金がないんですよね。私も買おと思っていたのでついでに買いますよ。」
俺は、さすがに悪いと思い断ろうと思ったが、今食事をしなければいつ食事にありつけるかわからなかったので俺は、施しを受けることにした。
俺達は食べ物を買い、町の中央の噴水の近くのイスで食事をした。
「いただきます。」
じゃがバターはおしいく元いた世界と変わらない味だったが、それで十分満足だった
「さっきはありがとうございます。名前はなんて言うんですか。」
「私の名前はデイジーそこの商店街の近くで服屋をやっています。」
「俺の名前は、天野優太です。」
「アマノユウタ、聞いたことない珍しい名前ですね。どこの出身ですが?」
流石に自分は異世界転生したものですと言ったら怪しまれそうなので、
「遠い、異国の国からきました。旅をしていて初めてこの町にきました。」
この町に初めて来たし、この世界を旅するものなので嘘は言っていない。
「旅の途中でお金がなくなったとかですか?」
「まあ、そんなところです。」
「旅を初めて何年ですが?」
「えーと?」
「旅をするのは楽しいですか?どんな所に行ったんですか?」
好奇心旺盛なのかどんどんで質問攻めをされる俺は、頭が混乱してきていた。
グイグイくる女の子にどう対応していいかわからなかった、女の子との接し方がわからない俺には辛い状況だったしかもこんなにかわいい女の子に。
とりあえず聞かれた質問には答え、俺はその場を乗り切った。
俺は、どこかお金が稼げる場所を聞いた。
この世界で生きていくには金が必要だったので、まずは資金調達からだと思ったからだ。
「それなら家で働いてください。ちょうど今、働き手を探していたところなんですよ!住み込みで働きませんか?」
彼女が女神に見えた、食べ物まで奢ってもらってその上自分の店で働かしてくれるなんて、知り合いが1人もいない異世界ではかなり運いいと思った。
俺は、断る理由もなくデイジーの提案を受けることにした。
「いいんですか、ありがとうございます。
俺頑張って働くんでよろしくお願いします!」
「じゃあ、お店に行きましょう。」
デイジーと服屋まで向かった。
いい子だし、優しいし、何より可愛い、俺はいい人と巡り会えた歩きながらそう思っていた時に、突然町中に鐘の音が成り響いた。
そして周りの人達が次々へと家の中へ逃げていく。
「えっ、なんだ何が起こっているんだ。」
「また来たんですよ、あいつらが」
「アイツらって、誰?」
俺は、さっきの商店街の方を見ると、商店街で何かが暴れていた、それは身長は2メートル以上あり体の色は緑で鼻が豚のような形をし、棍棒を持った怪物だった。
「あれはオーク、あなたも旅をしたことがあるならわかるでしょう。」
「ああ…うんわかるよ、オークねオーク。」
わかるはずないのだが、わからないと流石に怪しまれるので俺は適当にごまかした。
「ここ最近頻繁にこの町に現れては暴れて、食料を奪ってきたり怪我人が出たりして、困っているんです。」
「それは大変だ。」
俺は、早速もらった力を試すチャンスだと思いオークの方へ向かおうとした。
「何してるんです。あっちは、危ないですよ!」
首の裾を引っ張られ俺は、コケてしまった。
「何するですか!」
「それはあなたの方ですよ、さあ逃げましょう、後は、護衛者がなんとかしてくれるはずです。」
俺は、商店街の方を見るとなにやらがたいのよい男の2人と、魔法使いのような男が戦っていた。
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