第二十八日目 返事
「まずは、私のことを好きって言ってくれてありがとう。そして突然のことだし恥ずかしくて、今なんて返事していいのかわからない。でも、わかりました。よろしくお願いします!」
「それは、付き合ってくれるの?」
「もちろん。」
「ありがとう!」
やっべぇ
凄く嬉しい。ありがとう楠本。
「…絶対大事にするから…」
「え?なんて言った?」
「いや何も!心の声が漏れただけ!」
「そう、わかった。大事にしてね。」
聞いてたんじゃないか。
「絶対大事にするから。」
その後一緒に帰っていたら、
「ねぇねぇ、なんで告白しようと思ったの?」
「それは、僕の親友との約束だったからだよ。」
告白することになった流れを話した。そしたら、
「駿ちゃんには私感謝しないとね」
って言ってた。告白してそれを受け入れてもらってすごくうれしかった。駿ちゃん、かぁ…いいな。
始まりは罰ゲームだってこと話したら、ちっちゃい声でヘタレって言われた。確かにそうだと思ってたからごめんなさいって返したらそういうところ好きだよって言われた。こういうちょっとずつの「うれしい」とか「楽しい」を大切にしなきゃ。と神様に決意表明。
「もし私が冬月君を振ってたら、どうしようと思ってたの?」
「考えてなかった、いや、考えたくなかった。」
「自信あった?」
「まぁ、少し。」
「よろしい。自信があるっていうのはうらやましいと思うよ。」
「その自信を確実なものにしてくれてありがとう。翼。」
「っ…いきなり名前呼びは、早いぃ!」
「でもうれしかったから許す。」
告白成功してほんとによかった。そしていきなり名前呼びのアイデア採用したぜ。
楠本。
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