第17日目 神様急に真顔になる。。②

「よし、じゃあサーブからやってみよう。シャトルをきちんと見て、打つ。やってみて?」

言われた通りにやってみる。

「こうでいいかな?」

「うん、大丈夫じゃあネット挟んでラリー続けてみよう。」

川本さんとラリーをする。相手がうまいので初心者の僕でも長く続く。楽しい。


「よし昼休みも終わるしそろそろやめようか。」

「そうだね。ありがとう。」

もう、四十分たつのか。早い。色々教えてもらえたし最低限試合は続くだろう。

「どういたしまして。じゃあ本番よろしくね!」

「頑張るよ」


そして試合が始まった。うまくつながり一点リード。まぁまぁ注目を浴びている。

「はぁ、はぁ」

なんだろう、川本さんの息が荒い。

その時だった

どさっ。川本さんが倒れた。意識はあるが立てそうではない。僕は考えるより先に川本さんを抱きかかえて保健室へと走った。周りの目?どうでもよかった。


そのままクラスマッチは幕を閉じた。僕は川本さんを保健室に運んだあと呆然としながら、閉会式まで過ごした。保健室の先生は任せてと言ってくれた。もう、大ごとでないことを祈ることしかできない。

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