第16日目 最近、神様が俺見てずっと笑ってる

昨日のあの微笑は何だったんだろう…至極気になるけど、悪い意味じゃないはず。

それよりも今は仕事に集中するか。


僕は今駿介からの頼みでクラスマッチの時に配布するパンフレットを作っている。なぜ頼まれたかというと駿介は生徒会で図書委員をしている。それで今回駿介がパンフレットを作らなければならないのだが、あいつはパソコンを持っておらず、ほかの生徒に頼んでいいと許可をもらって僕に頼んだという流れだ。さぼりではないが少し面倒だ。


「えーと、このページにトーナメント表入れて、あとは表紙の絵を貼り付ければ終了か。予想より早く終わりそうだ。」

「良かったじゃん!その表紙の絵、私が書いたんだよ!」

「そうか、うまいなぁ…って川本さんっ?!」

「へへっうまいって言ってくれてありがとう。」

そのいたずらっ子みたいな笑い方すごくかわいい


「ところでさなんで冬月君がパンフレットを作ってるの?」

「楠本がパソコンを持ってなくて僕、頼まれたんだよ。」

「ああ楠本かぁ。ふふっ、ありそう」

さすが幼馴染。容易に想像がつくんだろうな。いいなぁ楠本。


「明日のバドミントン、よろしく!出るからには勝とうよ!」

「わかった。あんまり得意ではないけど、頑張るよ」

「あ、そういえばバトミントンって午後昼休み挟んでからだよね?」

「そうだね」

「じゃあ、昼休みバドミントンの練習しよ!」

「え、ああ、ありがとう!」

こんないいことあっていいの?これ一か月様子見なくても告ったら付き合えたりする?!

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