第36話、何が起きたのか1
「まぁいいわ。あの二人が目覚めたみたいだし、さっさと行きましょ。」
俺とルビサファ姉妹、それから治療所の人で、二人の居る治療所へと歩み始めた。そして歩く事十数分、目的地の治療所へと到着した。
そしてそのまま
「……
「あぁ。」
そう、
「でも驚いたよ。まさか
「俺もその予定だったんだが、色々あってな。あの町にいられなくなった。」
「へぇ、そうなんだ。その話も気になるから是非聞きたいんだけど……それよりもそちらの二人は?」
「この二人は俺が今一緒に行動している、ルビーとサファイアだ。ちょっと色々あってな。この町へも二人と一緒に来たんだ。」
「……へぇ、そうなんだ……
「こいつがさっき言ったけど、私はルビー。で、こっちの子は私の妹のサファイアよ。」
「サファイアと申します。よろしくお願いします。」
「あぁ、よろしく。」
何か思っていたよりも元気そうだな。もっと落ち込んだりしているのかと思っていた。まぁビッチの方は全然元気そうではないが。十日程前だったら俺に突っかかって来てたのだが、やはり喉をやられたのがショックなんだろうな。
「まぁ、思ったよりも元気そうで安心したよ。もっと落ち込んでいると思っていた。」
「……うん。こんな身体になっちゃったけど、落ち込んでもいられないからね。」
そう言って、
……目覚めたばかりの
「……
「……もしかしたら
「……」
「まずあの二人だけど……死んだよ。二人共ね。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます