第9話、条件
「……治すのはいいが、条件がある。」
俺は赤髪の美人に対してそう言った。
「条件……?」
「まぁ条件というか、手伝ってもらいたいことがある。見た所この人は
後三箇所程重症な部分があるよな。ということは全部治すために、俺は後三回射精しないといけないことになる。今の状態で三回連続射精するのは流石にキツい。だからあんたにも、手伝ってもらおうかなって。」
「……私にできることなら”何でもする”わ! だからこの子を……」
”何でもする”。とてもいい響きだ……俺は今この赤髪の美人に対して、色々とエロエロな事ができる権利を得たと言ってもいい。流石に本番行為は不味いだろうが、それ以外なら……グヘヘ。
「じゃあまずは、そうだな……う、上の服を脱いでその、お、おっぱい……を、出してもら、おうかな!」
「!? ……それが本当に、この子の治療に必要なことなの?」
「……男は誰しもおっぱいが好き。おっぱいを見るだけで興奮するし、おっぱいを見ながら扱くことによってより早く、そして純度の高い精液を出すことができるようになるんだ。」
赤髪の美人が訝しみながら俺に質問してきたので、俺は早口でその問に答えた。そう、男は誰しもおっぱいが好き。OPPAI。想像するだけで息子が元気になるそれをもし、もし間近で見ることができたら? しかも相手はとびきりの美人と来た。美人×OPPAI=射精。この図式が出来上がるだろう。
しかしこの赤髪の美人。先程俺が息子を見せた時もそうだが、どうも反応が初々しい気がする。これだけの美人なのだから、もっといっぱいの息子を見ていても何ら不思議ではない。なのに俺がOPPAIを要求した時も本当に必要なのかと来た。これはもしかして、とこのめ……?
「……わかったわ。」
赤髪の美人は短くそう言うと、ゆっくりだが確実に、上半身を隠していた衣類を脱ぎ去っていく。そしてついにインナー的な奴も全て脱ぎ去った。
「……っ」
「……ふつくしい…」
俺の目の前には、大きさ○、形○の、それはそれは美しいOPPAIがあった。初めて見るOPPAI。それがこのOPPAIで良かった……心からそう思える程に素敵なおっぱいだ。
赤髪の美人は恥ずかしいのか、顔も身体も赤みを帯びている。そして無駄だと分かっているだろうに、右へ左へと揺れる身体。揺れるOPPAI。俺はもしかしたらこのOPPAIを目に焼き付けるために、この世界に召喚されたのかもしれない。そう思えるほどに素晴らしいOPPAIだった。
そしてその美しくも儚いOPPAIに見惚れること数秒、俺は射精に至っていた。俺は射精をするその瞬間まで、俺の意識外で右手が勝手に息子を扱き上げていたことに気が付かなかった。それ程までに目の前の光景に見入っていたのだ。
俺の息子から放たれた、いまだかつて見たことがない程の大量の精液は、床に倒れている美少女の重症箇所全てにHITした。肩から下が無かった右腕、抉られていた左腹部、太ももより下が無かった右脚、そしてその他の細かい怪我、その全てに。
そして俺の精液を浴びた重症箇所は、みるみる内に再生を果たし、そこには傷一つ無い綺麗な、いやまるで絹のように美しい肌をした青髪の美少女の姿があった。
そしてその青髪の美少女は、先程まで荒かった呼吸が嘘のような、とても穏やかな呼吸をしていた。どうやら無事に治療が終わったらしい。
「サファイア……! 良かった……本当に良かった……!」
赤髪の美人が青髪の美少女に、OPPAIもそのままに抱きついた。青髪の美少女も大事な部分は隠れているが、先程まで重症だった箇所は丸出し状態なので、正直目のやり場に困る見た目をしている。
目のやり場に困るというのは、もう少しでOPPAIが見えるんじゃないかってくらいダメージを受けている腕部分を見るか、それとも細くいがちゃんと筋肉もある美しい脚を見るか悩むという意味である。決して目を逸したりはしない。赤髪の美人のOPPAIもしっかり目に焼き付けるべくガン見する。
「グスッ……ありがとう…あんたのおかげで、私もサファイアも助かった。本当に、本当にありがとう……」
先程までの迫力はどこへいったのやら、赤髪の美人が俺に感謝の言葉を述べた。ここに召喚される前は、人にお礼を言われるような事は大してやってきていない。だからというわけでもないが、何かこう面と向かってお礼を言われるのは恥ずかしいものがあるな。
「……ここじゃ何だし、町に戻らない? サファイアをちゃんとしたベッドで寝かせてあげたいし、あんたにちゃんとしたお礼もしたいし。」
赤髪の美人が町に戻ることを提案してきた。俺もそれに異論はない。色々と疲れたしな。飯を食って眠りにつきたい。
「それにその……上もそろそろ着たいし、あんたもその……それ! 隠した方がいいと思うわよ!」
そういえばすっかり忘れていたが、俺も下半身丸出しだったな。OPPAIとかOPPAIとかに気を取られてすっかり忘れていた。俺は脱ぎ去った衣類をいそいそと履き、赤髪の美人も衣類を整えたことを確認するとこう言った。
「じゃあ、町に戻るか。」
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