第七話 王城にて~3~

「レイフェエマ!!レイフェエマは…前世の記憶を持っているか?!前世の記憶を持っていたら…女神の寵愛を受けていることだそうだ女神の寵愛を受けていると【王】又は【王妃】になれるらしいぞ!」


とお父様は急に言った


「っ?!」


前世の記憶で反応した人が三人…?私と…ルミエルと…シャーリア?なぜシャーリアさんが…いや、ゲームでは転生ものだったから当たり前か…




「えぇ~どぉしたんですかぁ~?前世ですかぁ~?私持ってますよぉ~前世の記憶♡私が女神の寵愛を受けているんじゃないんですかぁ~?♡」


とシャーリアが言ってるのを聞いてその場にいた人たち全員があきれてしまった…だって…女神の寵愛を受ける者は月の女神兄弟の末裔のルーナテイセス家にしか生まれてこないのだから…




シャーリアの言葉を聞いたお父様は


「君ではない」


と一言言ってこちらを向き


「レイフェエマはどうだ?」


ときいてきました。もちろん私はうそをつくことなく


「前世の記憶…ありますわよ…?」


と言いました。




するとお父様は


「では、第一王子殿下か第二王子殿下お二人のどちらか…前世の記憶を持っていませんか?」


と言いました。何のことかわからないままルミエルは


「持っていますよ前世の記憶」


と言いました。




その言葉を聞いたお父様はとても喜んでいった。


「では第二王子殿下とレイフェエマの婚約は決まりだな!」


『えっ?』


とその場の全員が言いました。




婚約が決まりな理由はお父様が言うには


[月の女神の寵愛を受ける者というのはルーナテイセス家に生まれた人であり前世の記憶を持つ者だそうだ、月の女神の寵愛を受ける者は王家の人で前世の記憶を持つ月神の寵愛を受ける者と婚約して【王】又は【王妃】にならなければいけないらしいのだよ、もちろん月の女神の寵愛を受ける者は聖女より偉い人]


らしい。




「月の女神の寵愛がそこまですごいものだとは思いませんでしたわ…というか、神の寵愛って匠魔…すごいね~ハハ」


「おい…大丈夫か…?瑠未…」


「うん、大丈夫~だと思う…」




混乱しすぎて前世の性格がもろ出てしまったなあ…


「えーとりあえず私とルミエルの婚約は決定事項でルミエルが次期王に、私が次期王妃になるということですの?」


「まあそういうことになるね」


と軽い口調で国王様は言った…こんなに軽くていいのかと思ったけどまあ…いいか




この後アーレイ殿下たちのことは忘れ去られて盛大にパーティーが開かれた。

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