第三話 現状整理&訪問者

《ルーナテイセス家(屋敷)パーティー後》


「婚約破棄されたとは本当なのかしら?!」


「お、お母様落ち着いてくださいませ」


家に入った瞬間にお母様(ミリルア)がいきなり質問してきた。




<30分後>


「…というわけです、お判りいただけましたか?お母様」


「うぅ~ひどすぎるわぁ~だから最初から婚約なんて反対だったのよぉ~」


(お母様ミリルアが泣きながら文句言ってきたけどどうしようもできないんだよなあ)


「国王様が頭を下げてまで頼み込んできたから婚約したがこれほどだとはな…とりあえずレイフェエマは部屋で休みなさい、あとは何とかするから。」


「わ、わかりましたわ」


(とてもお父様が怖いことをしそうだなあ)




《レイフェエマの部屋》


「現状整理しましょうか」




〈・第一王子アーレイと婚約破棄?〉


〈・前世思い出す、月の女神の寵愛を受けていることを思い出す〉


〈・お父様お母様お怒りモード〉


〈・この世界はラノベやゲームの世界〉


〈・現17歳貴族学園2年生(来年卒業)〉


〈目標 絶対に匠魔を見つける&ざまあさせてもらう〉




「こんな感じかしら…絶対に匠魔をみつけるわよ!」


(とりあえず寝ようかな…)




<次の日>


「さてどうしましょう…今日が休校日で本当によかったわ…といっても、本当に何をしたらいいのでしょう?」




バタバタバタッ……コンコン




「はい?」


「失礼いたしますお嬢様、急遽来客がありましたのでご準備お願いいたします。」


「え…えぇわかったわ」




<30分後>


「こんなかんじかしら…とはいってもだれなのかしら?」


(とりあえず応接室へ行きましょうか…)




《ルーナテイセス家(応接室)》




「あら、レイフェエマきたのね!こっちに座って頂戴」


お母様に言われてお母様とお父様の間に座った




「それではいいかな?」


といったのは…






セレル王国王家第二王子のルミエル・セレル殿下だった。


「は、はい」


と私が答えたらルミエル殿下は話し出した




「本日の要件は謝罪ともう一つありますがまずは謝罪から、先日はうちの兄が大変失礼しました、そしてもう一つ要件があります。そちらのレイフェエマ嬢と少しお話をさせていただきたいのです。」




「…え?!」


と家族全員が驚き結局ルミエル殿下に逆らえるはずもなく許可が下り、お父様とお母様が出ていき使用人たちも出て行ってから話が始まった。




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