小説にしました。
※注意。
今回の話は私の自著「自己愛性こども拐い」
https://kakuyomu.jp/works/16816452219450143975
の内容に触れています。
ネタバレのみならず、この作品は、出来れば何のバイアスのかかっていない目で読んで頂きたいので、可能な限り、当該作品を読了した上で、今回のこの話を読んで下さい。
「自己愛性こども拐い」自体は、そんなに長い小説ではない筈です。
ここまで色んな観点からブラック職場、パワハラ上司の驚異を訴えてきました。
しかし、やはり現段階での私の実力では説得力に欠けるのが現実です。
せっかくタケさんから離れた矢先の事ですが、今度は親族に危険なのが居ました。
詳しくは私の別エッセイの1トピックで触れています。
https://kakuyomu.jp/works/16816452218321983797/episodes/16816452218749254578
さて、小説にした事と言うのはA社での体験ではありません。
この、危険な親族とのやり取りをベースに、私が考え得る最悪のケースを(一応フィクションの)小説に書き起こしたものです。
向こうのエッセイで触れた時は、万一の身バレだとかモデルとなった人物への配慮だとかあって半端に隠していたのですが、今回の脅威は妻側の親族に居ました。
妻は、私がタケさんに殺されかけた事を間近で見ていたにも関わらず、
この人物に対する危険性をいくら説いても「何をそこまで」と言って、あまり理解を示してくれませんでした。
(悪い事に、この親族が「めんどくさい、度し難い」存在である事は妻も充分理解しており、なるべく関わりたくないとまで言っていたのに)
つまるところ、私と言う人間は医者でもなく、充分な説得力を持つ程に独学を積んだわけでもない。ここが限界だと思いました。
そして、そんな私に出来る事が何か、と考えると「小説を書く事」だと今更思い至りました。
専門知識に踏み込めない私が、それでも本物の経験を他人と共有するには、身に着けた小説の技術でそれを「描写」するしか無い。
これを妻に読ませるかどうかはまだ決めかねていますが、小説書き復帰の一歩としても、執筆に踏み切りました。
ここから先は、当該作品を読む予定が無い方向けに、初めから結末までをネタバレしています。
もしも小説を読んで頂くつもりの方は、ここでこのページを閉じて頂きたく思います。
自己愛性こども拐いの内容について。
主役は三人。
のちに被害者となる「大河仁」「大河優樹菜」夫婦と、妻の双子の姉妹である加害者「優香」。
優香は、姉妹である優樹菜に対し、自分の筋書き通りに動くまでしつこく食い下がり、眠る事を妨害してでも首を縦に振らせてきました。
優香には恋人が居ましたが、恋人は優香のそうした性格を厭い、新しい彼女を作って逃げてしまいます。
孤独を嫌う優香は、心の拠り所を、大河夫妻の息子である「
それに反発した大河(夫)がやめさせようと苦言を呈すと、優香は彼を排除すべく裏工作を始めます。
仁に不貞の冤罪を着せる事に成功し、騙された優樹菜はほとんど夫と絶縁する格好で、息子を連れて優香のもとへ身をよせます。
妻子を取り戻す事を絶望視した大河(夫)は自死。
そして優香は、齧った知識で「自己愛性パーソナリティ障害の存在を知り、大河(夫)に、このレッテルを貼ります。さしずめ「自己愛性こども拐い」だと。
つまりこのタイトルは優香の事を指すのではなく、優香の投影性同一視の性根を指していました。結末を知ってから二度見すると怖い、的なやつです。
また、作中で他人にNPDのレッテルを貼っているのはクライマックスの優香ただ一人であり、精神科医である大河(夫)や、地の文でさえも彼女をNPDだとは断定していません。
とにかく。
大河(夫)の自殺を受けて、優香は「彼は身勝手に死んで、アタシ達を傷付けた」としながらも「自分が光流のメイン母となり、頼りない優樹菜はサブ母となって育てていこう。
そうだ、光流と言う名前も何か気に喰わなかったからこれを機にアタシが名付けてあげよう」
として、締めくくります。
この後の姉妹達のいびつな生活が長続きする筈もありませんが、優香が愛車にチャイルドシートを付けなかったばかりに、事故で光流を死なせるかも知れない。(だってアルファロメオの景観を損ねるじゃない。ムカシはアタシたちだってそんなもんに乗せられて無かったんだから)
新しい男を作り、その男が光流に手をあげれば、即座に同調して、虐待死させるかも知れない。
(今のカレシが正しいのよ、これはシツケよ!)
私は、優香のような人間、そしてタケさんのような人間を、ここまでの畜生だと考えています。
考えすぎかどうか、行き過ぎた差別意識かどうかは、もはやわかりません。
しかし私が前回話題にした福岡の赤堀・優香・タケさんのような人間から感じる害悪は、
他人の命より大事なものすら「実はそこまで欲しくないのに」目先の衝動で強奪し、それを平気でゴミとして扱う事です。
積極的に、他人に介入してまで。
イナゴが稲を食い荒らす事すら、自分の生存の為だと言うのに。
周囲の人間にとっては、優香の正体に「名前」が無いために、「何となくめんどくさい人」で済まされてしまう。
どれだけの暴挙を働いても、どれだけエスカレートしていっても、止める者が誰もいない。
その危険性を充分に理解している人間ですら、手が出せない。
これこそが、この世からタケさんのような人の被害をなくせない最大の要因ではないでしょうか。
そして(私個人はこの感覚がわからないのですが)結局のところ、どれだけ自分を粗末に扱った相手であっても、親兄弟とは簡単に切り離せるものではない。
だから、妻にとっては私が説く危険性よりも、家族の縁が優勢にならざるを得ない。
「気を許すな」
とまで言った所で「私の家族なんだけど」と反駁されたのも尤もであるようです。
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