なぜなぜ分析
なぜなぜ分析、と言う物があります。
その名の通り、仕事で事故やミスがあった場合、当事者たちに「なぜ?」と問い続ける事で問題を掘り下げる手法です。
詳しい仕組みや、ありがちな誤用例に関しては、下記リンクが過不足無く説明してくれているので、ご参照ください。
https://infinity-agent.co.jp/lab/5whys-nazenaze-analysis/
これ、起源はトヨタにあったのですね。豆知識ね(ドリー)
さて、このなぜなぜ分析。A社では積極的に取り入れておりました。
ここまで、当エッセイの数トピックばかり読んで下さった方は、これだけで嫌な予感しかしないでしょうけど、その予感は正解です。
私が知る限り、先代の主任・スイさんからして実践なさっていたと思います。
恐らくはそれ以前(旧)部長あたりの世代が、中途半端に聞きかじった知識でやり始めて、タケさんダイさんまで脈々と受け継がれてしまったのでしょう。
一流企業から生まれたメソッドも、三流企業が上辺を真似れば似ても似つかない性質を帯びてきます。
とにかく、嫌がらせとしてはかなり省エネです。壊れた機械のように「何で?」と発声すればいいだけですから。絵面が間抜けな事を除けばデメリットも無く、お手軽。
そして、断続的に「何で?」を浴びせかける事によって、被害者の思考力を奪い、右往左往する姿を見世物に出来ます。
とにかく、着地点も提示せずに、なぜなぜ分析を行われる場合は、貴方をおちょくっていると思ってまず間違いないでしょう。
ただ、極めて性質の悪い事に、このなぜなぜ分析もまた、タケさんのような自己愛性パーソナリティ障害者の特性とうまい具合に噛み合ってしまっていると言う点です。
タケさんのような人種の場合、本気で「なぜ? なぜ? なぜ俺の考えを言わずとも察してくれないの!?」と言う意味で連呼しています。
それと、ダイさんをはじめとした「ただ腹いせでやっている手合」との目的が見事に合致してしまい、またタケさんのような人種の異常性は、知らず知らずのうちにカムフラージュされ、隠れてしまうのです。
どちらにしても、碌なものではありません。
とにかく、信頼できない相手からの“なぜなぜ分析”に対しては、懐疑的に構えましょう。
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