パワハラの頻出ワードその4
「嘘を吐くな」
貴方が嘘ではないと思っているなら、それは嘘ではありません。誤謬があるだけなら、ただの伝達ミスです。
嘘のつもりが無いのに嘘として伝わってしまった……と自分が悪いように考えると、自分さえも自分を信じられなくなります。
その結果、私は一時期自分を発達障害だと疑うようになりました。
パワハラ上司は、とにかく“強い言葉”で相手にショックを与えたがります。そうすると充足感を得られるし、効率良く相手を操作出来ます。
私がブラック上司を人殺し・詐欺師・麻薬中毒者と強い言葉で糾弾するのと同じです。
それともう一つ、突っ込みに対してエンドレスで対応させるような(だんまりも、わかりませんも許さない)責め方を矢継ぎ早にされれば、誰でも言ってる事に整合性が無くなります。
場合によっては、これが「嘘を吐くな」の正体だったりもします。相当に粘着質なタイプですが、私の場合は主な敵二名ともがこれだったので余計に違和感に気付きにくかったです。
そう言えば、
その昔「うーそつき、だーますな♪」と歌っていた人が居ましたね。
「わーたーしーは、やってないー潔白だー」とも。
●気遣いをしろ
罠です。真に受けないようにしましょう。
敵は“気遣い”と言う名目で貴方のタスクを増やしたいだけです。
仕事中のタスクが増えると言うことは“突っ込みどころ”が増える事を意味します。
直接的なミスが無くとも、あげつらって叩く論法などいくらでもあります。
パワハラ上司とは、持ち札が全部ジョーカーの、ポーカーの対戦相手のようなものです。
何となく、気にかけている風を演出し、なるべく損害の少ない怒られ方になるよう立ち回りましょう。
そしてそんな妨害に負けて、自分の仕事を疎かにしない事です。
勿論、貴方が心から信頼する先輩や上司がそう言うなら、一考の余地はあります。
それを言ったら身も蓋もないですが。
同じ言葉でも相手によって受けとり方を変える……それは他ならぬ貴方のブラック上司が教えてくれる事の筈です。
●何度も聞くな
情報の伝達は、言う側・聞く側の双方に責任があります。
これはパワハラに限らないのですが、どうも人間は、情報が伝わらないときに指示側が苛立つ傾向にある気がします。
何度も聞かせる側にも問題がありますし、何ならわざと聞き取りにくい言い方をする者も居ます。
「絶対に事故を起こしたくないので確実に聞きたいのです」の一点張りが、被害の少ない対処でしょうか。
どうせ何を言っても相手の結論は変わりません。萎縮を見せれば付け上がるのがブラック上司なので、強気に出られる所は出たい所です。
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