サボってない?

 最近と言えば俺はゲームしてマンガ読んで小説読んでゲームして配信見て寝てる。だが等々この時が来てしまった。


 「ねぇお兄ちゃん最近小説書いてるの?」


 まさか妹からこんな言葉が出てくるなんて。お兄ちゃんは余地もしておりませんでした。


 「まぁ、書いてはいるよ」


 「ホント?ならいいんだけどさ」


 ここ数ヶ月、自分でも驚くほどにスランプが続いており何をするにも手が回らない状態だった。そこで、リフレッシュをするために娯楽を楽しもうという案の元この企画はスタートした。

 だが、まんまと快楽に堕ちてしまった俺は罪悪感を抱きながらも必死になってゲームのランキング上位を目指して戦っていた。

 定期的に来る編集担当の「進み具合どんな感じですか?」には流石に心を痛めたが、そんなことは30分もしたら次はどういった攻め方で敵を倒すかに変わっていた。自分でも本当に終わっているなと感じる。魔の手とはこういう事だ。


 「急になんで?」


 一応聞いてみることにした。


 「お兄ちゃんがサボって私にお小遣いくれなくなったら嫌だし」


 「な、なるほど……」


 聞いた俺がバカだった。正直なのはよろしいが欲に忠実すぎな奏美にはいつもお手上げだ。


 しかし、奏美に棘を刺されていなかったら俺はこのまま小説家を引退することになっていたかもしれない。もはやその域で落ちぶれて言っていた。


 でもまだ引退するのは早い。いやしたくない。

 みんなに伝えたいことが山ほど残ってる。

 もっと俺の小説で元気を出して欲しいし、希望を届けたい。

 まだまだ終われない。


 「兄ちゃん頑張るわ!」



 やろう。みんなの日常に変化をもたらすために。


 

 見てくれてる読者、応援してくれるファンのために。

 



                        おわり



あとがき


大変お久しぶりです。立花レイです。

最近は小説のほうがご無沙汰で申し訳なく思っております。ただ単純にスランプと言うのは言い訳なんですけど色々あり書いてませんでした。

しかし、また書かなきゃなと思う機会があり再熱しつつあります。

新作も投稿して波に乗ろうと考えてます。ふたラブの方も同時進行で物語を進めていこうと思っているので期待しといてください!

投稿自体はこれからまた考えていくのでまだ未定ですが近いうちに投稿出来たらなと思っております。しばしお待ちください。

ではまた春たちの物語がどういった方向性になっていくのかお楽しみください!


 


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

双子の幼馴染に恋愛相談したら超激戦ラブコメが始まった件について 立花レイ @coppepan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ