吸血鬼の少女と、ゴーレムの少女の永遠の始まりの物語。気づいたら夢中になって最後まで読んでいました。
短編賞への応募作品ということで10,000字未満という長さでありながらしっかりとした読み応えがあり、話の終わり方もすっきりとしていて温かく、心地よい読了感を得ることができました。
個人的に、吸血鬼のエフェメラとゴーレムのシュユの関係が少しずつ変わっていく様子が好きです。
出会ったとき、共に過ごしている間、物語の終わり、それと今の世界について知ったときのエフェメラのシュユに対する感情が、まるでお話の起承転結のように変化していくので、読んでいて心が揺さぶられました。
本当に面白かったです。