第35話 (わからせ注意)
顔が赤い。汗も出ている。やはりドリンクの効果は絶大だ。白乃の頬に触れてみると、当然のように熱くなっている。息も荒く、『はあはあ』という吐息が聞こえるほどだ。
「たっくん……。何する気、なの……?」
「白乃を分からせる」
「ッ……」
「どうしたんだい?」
「ど、どうやって……?」
「まあ、まずは直に胸を触ってー、それからどうしようかな。もっと苦痛をあたえることもできるかな? あとは……」
僕が白乃をどうやって分からせるか、そのやり方を続けて説明しようとすると、白乃はニヤリと笑った。
「たっくんにそんなことできるのかなぁ……」
「できるけど? 何か?」
「で、できるの……?」
「普通にできるけど? なら今すぐに触ってあげようか?」
「や、やってみせてよ……。どうせ直前で止まって———ひゃう!?」
ムニ。ムニ。着ている服を上にあげて、半分脱いでいるような状態にする。そして座っている白乃の左胸を揉む。優しく優しく。痛くしてはダメだ。それくらいの力の加減は分かっている。
柔らかい。神木さんのはもうちょっと弾力があったかな。無理やり押し付けられてただけで、自分の意思で揉んでたわけじゃないけど。
ひたすら白乃の胸を揉む。かなり大きい部類に入るだろうな。白乃はしばらく喘いでいる。ドリンクのおかげで、性欲が跳ね上がっているからな。いつもより敏感なのだろうか。やはり、あのドリンクすごいな。
「たっくん……。いきなりは、ダメ、だよ……。も、もう……! 胸が、そんなに好きなの……?」
「いや、揉んでて気付いたけどさ……白乃って胸が弱いんだね。めっちゃ喘いでるんだもん」
「ッ!?」
あら、図星。
「な、なんのこと、かなぁ……?」
「えー? 僕の見当違いなのかなー? 絶対そうだと思ったんだけどなー」
ムニィ。今度は少し圧を加えてみる。痛くない程度に。
「んっ……」
「本当に違うのかなー? ちゃんと確かめないといけないなー」
「も、やめ……」
「んー? なんて?」
「私……胸、弱いの……。だから……」
あー。やっと認めたー。そっかー。胸が弱いんだねー。じゃあどうしようかなー。
そんなふうに考えているが、流石に自分でもふざけすぎだと感じる。白々しすぎるもんな。
「さてと……。それじゃあこのくらいにして……。ちょうど姫が通販で買ってたやつがまだあるんだよね。ちなみにさっき飲ませた媚薬も姫が分からず買ったものなんだ」
「あの子……そういうことに興味あるんだ……。でもだからって私はたっくんに屈しない……」
「あ、そう? まあでもそれは白乃次第だよ。どこまで我慢できるかなー?」
「へ……な、なにそれ……?」
僕はポケットの中から取り出したカプセルの錠剤を白乃に見せつける。
「何かわかる、これ? この錠剤は利尿剤って言うんだよ。利尿作用のある飲料や食品の成分とは違って、体の中を脱水させるためのものなんだってさ」
「それを……どう、するの……」
「だからコーヒーよりも効果は強い。これを白乃にあげるよ。はい、口開けて」
「い、いやっ……!」
「開けてよ。嫌がるなら無理矢理するよ?」
「いやっ……!」
錠剤を白乃の口に押し込み、水も流す。嫌がって飲み込まないようにしているがそうすることは分かっている。僕は白乃の胸をもう一度触ってやった。
びっくりしたのか白乃が体をはねらせる。それと同時に喉のゴクンという音が聞こえてきた。飲み込んでしまった白乃は、少々息を荒くして僕の方を見てきた。
「う、うそ……のんじゃった……」
「はい、頑張りましたー。おめでとー」
「そんな……で、でも利尿剤だからって、こんなの私なら我慢でき―――――――ッ!?」
白乃の腹を手のひらで押し込んでみた。腹というか、その少し下あたりに位置する、ヘソよりも下のところ。ここには男性も女性も平等に持っている体の内臓がある。
その内臓のおかげで、僕は毎日のように体にとって必要のない排泄物として体外に出しているのだ。
「腎臓くん。いっぱい働いて作ってくれたまえ。そしてここに大量に貯めてくれたまえ」
「ぐっ……ふぅ……!」
「まあ薬を飲んでまだ時間も経ってないし、気長に待ってみようかな」
「うぅ……」
白乃は相変わらず諦めた様子だった。
時間がだいぶ経過した。どのくらい経ったのか分からないが、薬が効いてくる頃にはなっているとは思う。それに白乃が若干下半身をもじもじと動かしているのだ。僕は苦しそうな彼女の顔を見て優越感に浸っていた。
そうそう。その顔だよ白乃。嫌だろう? 苦しいだろう?
「白乃ー? 我慢してるの?」
「な、なんの、こと……?」
「いやいや、これのことだよ」
「ふっ、ぐぅ……!」
僕はヘソの下あたり、膀胱を刺激するように腹の肉を押し込んだ。直接触っているわけではないがそれなりに触られた感触はあるのだろう。刺激が強かったのか先程よりもモジモジと下半身を動かした。
「キツイ?」
「うぅ……」
「言わないとわからないよ、ほら」
「うっ……! くひぃ……! き、キツイです! 苦しいです! だ、だから、だからもうやめてぇ……!」
「えい、えい」
「い、いやっ! やめて……! たっくん! もうやめてぇ……! 謝るから! 全部全部、今までのこと……! 全部あやまるからぁ……!」
「ほれほれ」
「んぐぅ……! で、でちゃう……! ホントにでちゃうから……! や、やめてぇ……!」
白乃から離れ、僕はまっすぐ彼女を見つめる。
「それじゃ、謝って」
「ご、ごめんなさ……」
「今まで、が抜けてるよ」
「ッ……。い、今まで……ごめんなさいぃ……」
「うん。よろしい」
僕は白乃の目の前に行き、にやりと不敵な笑みを浮かべてみせる。瞬間、白乃は絶望したかのような表情になってしまい、大きくて可愛らしい瞳からは少しだけ涙が溢れていた。
「いやぁ……! やめてぇ……!」
「ふふっ。それじゃあ次は……」
僕は彼女の机の引き出しをあさり始めた。
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姉線香です。
修正しました。大丈夫かな。流石に削除されないよね。
でもエッチなシーン書くの楽しいんだよなぁ。皆さんはどんなシチュが好みですかね。
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