第4話 天秤の間の猛者《もさ》について

 さて、四人で、カードを探し始めるわけだが、初見しょけんで探すため、序盤は自分の目の前のカードを優先的に読まれ、各自が淡々と読み手、受け手の声に「はいっ」と返事しながら回収していく。


 いちおう、この段階で、上の空だと、天秤の間で録画しながら監視している立会人にどうしてそうなったのか?

 例えば体調とか悪いのかあとで事情調書されることになっている。


 それと、各自の点数は読み手が読んでいるときは受け手など、手の空いている方が記録する決まりとなっている。


 もちろん、ほぼ同時だったりする時は、天秤の間の立会人が録画を巻き戻して確認することになっている。


 また、天秤の間は年に数回、模擬就労で、A級からD級まで、過去の難しい問題の傾向と対策による研修、手に汗握る大会(ボーナスも支給されるキングとクイーンも一人づつ排出される他、この作業は魔女などの他の種族もやっているので、死神以外の参加者も多く、交流のある同族や同族以外の友達ライバルや勉強会のグループ事でも固まって応援している。)


 天秤の間の立会人は、以前「キング」、「クィーン」だった者が多く、それを夢見る若者が、天秤の間の計る仕事に従事し、日々研鑽している。


 補足すると天秤を計る仕事だけ条件がA級以上とある。


次は序盤に多い内容について、説明しようと思う。



 

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