あとがき集 (おまけ)

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 作者より)


 なろうで連載していた当時に、あとがき欄に記載していた小話をまとめてみました。

 おまけですので、読まなくても問題はありません。



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 ■ 「ザ・ディスティニー」では、水は街中にある井戸と、冒険者ギルドから無限に得ることができます。冒険者ギルドには地下に巨大な入浴施設があり、無料で使用できます。ゲーム内女性人口を増やすための運営の策の一つです。



 ■ 「ザ・ディスティニー」では22のアルカナボスという強い魔物が配置されています。彼らはアルカナダンジョンと呼ばれるところの最奥でプレイヤーを待ちうけています。



 ■ 「ザ・ディスティニー」ではモンスターがドロップする「製錬石」という石を用いてアビリティを取得するシステムをとっています。プレイヤーのアビリティは第一から第十二位階までレベル分けされ、使用する製錬石にも等級があります。



 ■ 製錬石の等級には、下級(第一位階~第三位階)、中級(第四位階~第六位階)、上級(第七位階~第九位階)、世界(第十位階~第十一位階)、始原(第十二位階)と分かれています。



 ■ プレイヤーは第三位階までのアビリティをすべて覚醒させると、転職することができ(一次転職)、第六位階までのアビリティをすべて覚醒させると、最終職業へ転職することができます(二次転職)



 ■ デスゲーム化する前に行われた運営の調査によると、プレイヤーの平均取得アビリティ位階は5.2となっています。



 ■ 第七位階~第九位階を覚醒する上級製錬石のドロップ確率は、同レベル帯の敵と戦ったとして、1000回の戦闘に1回と言われています。



 ■ プレイヤーはグリンガム王国という国の各種族の村で生まれ、レベル5程度で初期村と呼ばれる近くの街、チェリーガーデンにクエストで誘導され移動します。



 ■ ゲーム内アイテムにはインフレ制御のために運営が定めた帰属アイテムという、売ることができないアイテムがあります。多くは運営販売のアイテムが該当します。

 


 ■ 「ザ・ディスティニー」では2回瞬きをすることでダブルクリック動作となり、プレイヤー画面を確認することができます。見れる情報は名前とギルド名だけになります。



 ■ 22のアルカナボスのうち、「女帝」は四凶の罪獣という4匹の魔物により倒されています。



 ■ デスゲーム化したあとも、範囲攻撃などによるパーティメンバーへの友軍攻撃フレンドリィファイアは抑制されますが、一部のダンジョン内では例外的にフレンドリィファイアします。



 ■ 逃げて! 召喚獣または調教獣による攻撃の場合、友軍攻撃フレンドリィファイアは抑制されません。



 ■ プレイヤー同士では「以心伝心の石」があれば囁きを入れることができます。セクハラから女性ゲーマーを守るため、「ザ・ディスティニー」では誰彼構わず囁きを入れることはできません。



 ■ 「ザ・ディスティニー」ではある程度のレベルに達すると、PKに遭いづらくするために認知妨害アイテムをつける人もいます。認知妨害アイテムを使用すると名前が???になりますが、(カジカがやってみせたように)入力して偽名をかざすこともできます。



 ■ 相手が自分に接触する距離にある時、【接敵状態】と呼ばれる回避と物理防御、魔法詠唱にペナルティがかかる状態になります。



 ■ 近寄ってはだめ! 修道僧モンク系職業は腕挫十字固に代表される、【接敵状態】で使える強力な技をいくつも持っています。



 ■ デスゲーム化した後、ほとんどの魔物がアクティブモンスターに変わっていますが、ノンアクティブが居なくなった訳ではありません。



 ■ プレイヤーたちは初期村チェリーガーデンのあるグリンガム王国でレベル20前後まで過ごし、その後は農業を主体とするミッドシューベル公国、鉱業を背景に職人が集まるフューマントルコ連合王国、海産物と商業の国サカキハヤテ皇国、遺産が多く眠る冒険者の国、魔法帝国リムバフェなど、自分の目的に合った土地へ移っていくことになります。



 ■ サカキハヤテ皇国の軍師として仕えていたプレイヤー、司馬はなんと首都ピーチメルバを独立させて建国し、そこの王として君臨しました。その後、多くのプレイヤーが「海の見える国ピーチメルバ王国」に移り住み、人口が増加しています。



 ■ 「ザ・ディスティニー」では岩塩が見つかっていないため、塩の生産は海に面しているピーチメルバ王国の独占となっています。



 ■ ミッドシューベル公国内では豊穣神の【豊穣の大地の加護】を受けられます。そのため、この土地の作物は育ちやすく、大ぶりなものが多い上に、干ばつにも強いのです。



 ■ 農業を主体とするミッドシューベル公国は国内に深い森をいくつも抱えています。そこにはさまざまな系統の獣人がひっそりと暮らしていますが、街で人とともに暮らす獣人もいます。



 ■ フューマントルコ連合王国は、ドワーフと人の連合王国です。首都はマリーズポテトで、その付近では希少な金属の鉱山が多数発見されており、武器職人や鎧職人たちが集まる、炉が灯る街になっています。



 ■ 生産系アビリティレベルは職業の固有アビリティレベルを超えることができません。例えば修道僧モンクでアビリティレベルが5であれば、持っている生産系アビリティの上限も5となります。



 ■ 生産系アビリティはその生産活動を繰り返し行うことでレベルを上げることができ、精錬石は使用しません。隠しステータスの労働力を使用していると言われ、各生産活動ごとにそれぞれ決まった労働力を消費します。最大労働力値はプレイヤーレベルに依存して上昇していくと言われています。



 ■ 魔物は敵対心ヘイトの高いプレイヤーを狙い、攻撃します。ヘイトが一定値を超えると対象が固定され、生存している限りはそのプレイヤーしか狙わなくなります。魔物のヘイトを下げたい場合には、距離をとりましょう。



 ■ ヘイトには直接ダメージを与えた対象に生じるダメージヘイトのほか、間接的に生じるリンクヘイトとヒールヘイトがあります。



 ■ 複数存在するモンスターの一匹を攻撃すると、周りにいたモンスターも気付いて怒り、襲ってきます。

 これをリンクしたと表現し、原因となったヘイトがリンクヘイトになります。



 ■ ダメージヘイトは必ずリンクヘイトを伴います。

 ダメージを与えた後は水面に広がる波紋のようにリンクヘイトが広がるとイメージするとわかりやすいですね。



 ■ 「ザ・ディスティニー」でも、太陽は東から昇り、西に沈みます。月や星々も地球から見るのと同じように存在しています。一日は24時間、一年は365日に設定されています。



 ■ 衣服のサイズ設定は購入時の初回の1回のみで、リサイズは原価の10分の1の費用がかかります。



 ■ 装備の等級はノングレード,D,C、B,A、Sの順番で良くなり、グレードが上がるにつれ、装備ボーナスも優秀なものがつきやすくなります。



 ■ 装備はS級の上に【遺物級】と【伝説級】、【也唯一なりゆいいつ】があります。【遺物級】以上はモンスタードロップでしか手に入らない大変貴重なアイテムで、【也唯一】は全サーバーを通して一つしかなく、譲渡不可能なレアアイテムに設定されています。



 ■ 修道僧モンクから最終転職する拳闘家ピュージャルストは、【通天崩山】からの空中コンボが実装されています。



 ■ 修道僧モンクから最終転職するもう一つの職業、マーシャルアーティストはサブミッションを中心に覚え、【接敵状態】のプロと言えましょう。



 ■ 「ザ・ディスティニー」ではメニュー画面で現在時刻を確認することができます。



 ■ 召喚の指輪やネックレスによる召喚は、召喚獣が力尽きるとアイテムが砕け散り、二度と呼ぶことができなくなります。



 ■ パーティ内でリンク処理役のことをコントローラー、またはスリーパーと呼びます。例えばギルド【チームロザリオ】のメンバーでは、あちょーがその役目を担っています。



 ■ 「ザ・ディスティニー」ではモンスターと同レベルのプレイヤーが三人集まれば対等な戦いになるように、魔物のレベルが設定されています。



 ■ 「ザ・ディスティニー」の世界の魔法には、古代語魔術師が使う『古代語魔法』、神に仕える聖者たちが用いる『神聖魔法』、支援魔法師が使う『支援魔法』、最後に精霊使いが使う『召喚魔法』があります。



 ■ プレイヤーの間では、最高火力を生み出すと言われている職業は魔術師系職業の【古代遺魔術師エンシェントテイラー】だろう、と言われています。

 ちなみに二番手は、剣二刀流で強力な攻撃を生み出す【決闘者デュエリスト】と言われています。【決闘者デュエリスト】はプレイヤーの間で最も人気のある職業でもあります。



 ■ 「ザ・ディスティニー」では、マントは矢避けとともに防寒効果があります。でも勘違いしてはいけません。女性には同じ防寒効果を持つ毛皮の方が見栄えが良いため、日常的に羽織るための贈り物なら毛皮を送りましょう。



 ■ 調教師の調教アビリティや、召喚アクセサリーがあれば、魔物を捉えることができます。この場合、魔物は異性である方が捉えやすいといわれています。



 ■ 布鎧クロスアーマーは、鎧下として重装備の下に着用でき、その分の防御力を上乗せすることができます。それゆえ重装備職の防御力は他の職業よりも大きくかけ離れた数値になります。

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