第31話隊士一同の買い物
肌寒くなった秋、隊士一同は冬物の衣類を求めて買い物に出た。近藤から日頃の隊士の働きから、好きに使って良いと現金が配られた。ほぼ全ての隊士が祐介とウニクロに行くのに対し、斎藤は詩織を連れて別行動になった。
ウニクロで隊士達はダウンジャケットとフリースジャケットに驚いた。
「これほど軽くて暖かいとは‥」
皆揃って買い求めた。斉藤と詩織は市内中心のデパートへ来ている。
「この建物で洒落た服を売っている店を見たい。ついてきてくれ」
こうしてハイファッションフロアに二人来た。詩織がドメスティックブランドを斉藤と巡るがなかなかこれといったブランドに出会えない。一旦デパートから出て街中を巡ってみる事にした。斉藤が見つけた店はアメカジの店だった。体格の良い斉藤にはアメリカンサイズが良く似合う。斉藤はジーンズとスェット、マウンテンジャケットを購入した。
「金は有る。詩織殿も好きな物を買ってよい」
詩織もアメリカのブランドのマウンテンジャケットを買った。ゴアテックスで高価だったが斉藤は惜しみなく支払いを終えた。
「良い買い物が出来た。詩織殿のおかげじゃ」
隊士一同の集合場所へ向かう。今日は祐介の奢りで焼肉の食べ放題の店に行ける。
詩織はこれはデートだな、と思った。
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