第24話 四鬼
突如現れた四体の
「速やかに対処しないといけないね」
「そうですね。こんなところで戦ったら被害が出ますからね」
「お、俺にも出来るでしょうか?」
「どうだろうね。
「はい…」
「安心しろ。お前にまだ力がないのは知ってる。安全は俺が守ってやる。それに
「
「あぁ。
(やるしかないんだよな。みんなの迷惑にならないようにしないと)
そして
「もうすぐ来るよ。かなり近づいてきた」
六人は立ち止まって辺りを見回した。
すると突如、
「
「一体、何が起きているんだよ⁉︎」
「気をつけろ。既に
するとキラーンと光る何が猪突猛進で
「
「気をつけろ
「お兄ちゃん!」
手を伸ばすが、流水が速すぎて手を掴むことが出来なかった。
「みんなバラバラになっちゃったぞ…」
「おい、気を抜くなよ。まだ一体残ってるはずだ」
「何者だ⁉︎ 隠れてないで出てこい」
暗闇の中から、出てきたのは緑色をした一体の鬼であった。その気からは強い呪力を感じ取れる。
「上手く分断することに成功したか」
「チッ。やっぱり呪妖怪か。最近沸きすぎだな。お前たちは何なんだ?」
「何だと聞かれたら答えてあげるのが世の情け。ということだな。いいだろう! 教えてやる。耳の穴をかっぽじって聞け! 我々は
【
様々な説があるが、中でも『太平記』第一六巻『日本朝敵事』の記事が最も有名である。
平安時代、豪族であった【
そうなると、流された
(いやおかしい。
「
「お前の言いたいことは後だ。どうにせよ祓うことが先決。油断するな」
「さて、一戦やろうじゃないか!」
それぞれの戦いが始まろうとしていた。
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