第18話 死闘の後
「お母さん!
家の中で帰りを待っていたのは、母である【
「また無理してんな!
-時刻は20時45分-
プルルルル…プルルルル…。
画面を見ると【
「お父さんからやわ」
「もしもし、お父さん⁉︎」
「どないしてんな? ワシが忙しいの知っとるやろ?」
「それどころやない!
「
「ご、ごめんなさい。堪忍して」
「それとちょっと待って。
「やぁ、
「ホンマです! 急に妖気が解き離れて…それで
「
「いや、それはあり得ない話だね。それより
「それなら
「無事か。それは良かった。可能性としてだか思い当たる節が一つだけある。だがそれは口外することは出来ない。時がくれば話すよ。とりあえず、
「そんで
「ウチは無事やけど、
「
「
「そうか…。被害は?」
「被害は出た後やった。一般人が襲われた跡があって、でも一人だけ助けてんけどなぁ」
そう言って…
「
「え、えっ? 命に別状はないんやけど全然反応せーへんねんかぁ。お人形さんみたいになってもてる」
(
「
「いや、何にも。でもウチら怪異師のこと知らんへんかったで」
「あぁ。それは怪異師が誕生する前に封印された
「うん。わかったわ。あとお父さんも
「京都に残るのは
「
「ごめんだけど、早くても五日の夕方になるね。
「
「……わかった」
「じゃあ、切るよ。まだ忙しいから」
ピッ!
携帯電話から、
「してどのようや解答を?」
「帰って来れるのは明後日の夕方やって。でも
「え? お兄ちゃんは帰って来るの⁉︎ やったー!」
「
「この人は闇の住人。光の世界に生きる
「知らないってことね。ほな、このまま家に居てもらおか。この様子やと何にも出来へんやろし」
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