第17話 式神使いの女
高校生の
「アカン。なんで父さんも
「
最強怪異師である
完全に頼れる人がいない。
「死にとーないが…俺たちじゃ…ハハ…敵いそうにないんかぁ」
「そんなこと言わんとって
「そうよ!
どこからか別の女性の声が聞こえてくる。
「闇ある所に光あり! 闇を切り裂く存在、
「ひ、
「ヒーローは遅れてやってくるのよ。それに仲間である
この女、
「ここからは
紙切れから、十センチ程の一匹の可愛い白ねずみが召喚された。チューチューと鳴きながら、首を振り辺りをキョロキョロと見渡している。頼りになるようには見えない。
「あー
「フッフッフッ…潰したわね! さぁここから
踏み潰されたはずの
「これが
大量に増えた
「ぬぅぅぅぅ。矢の次は鼠か! 鬱陶しいわ! 潰して増えるのなら雷に撃たれて焦がれるがよい!」
黒雲から雷電風雨が降り注ぎ、
「あぁー! 可愛い
「いや、
血だらけになった身体に鞭を打って、
「居合一陣…『
見えないため、身体に当たって始めて攻撃されていることに気付いた
「がはっ…」
「
「これ以上はアカン。
「やけどな
「何勘違いしてるの⁉︎ まだ
「
「紅蓮の炎に抱かれて死ね!」
だが
「ぬぅぅぅぅ!」
「甘く見ておったわ。呪力が鈍っておる上に我の知らぬ不思議な力を使う人間がいるとは。この傷も癒さねばならぬ。一度退くとしよう。命拾いしたな、不思議な力を使う若造共! 次はこうはいかんぞ」
そしてずっと俯いたまま動けないでいる
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