※小説の続きではないので読まなくていいです 第101話の交配ブリーダーの詳細説明

 文字にしてルールを説明するとかなり複雑でよくわからなかったと言う声があったので図解にして説明します。ぶっちゃけ、隣り合った同種の動物が盛りあって子供を生むということだけ伝わってくれさえすれば良かったんですが、折角なので詳細に説明します。


 ちなみにこのゲームは作中でも開発途中でテストプレイの段階という設定なので細かいゲームバランスに関わる部分は決まってません(手札何枚スタートとか、全体でカードが何枚あって比率はどうなのか等)


○…犬(メス)

●…犬(オス)

□…猫(メス)

■…猫(オス)


 前提として、このゲームは手札のカードを配置して行って上に伸ばしていくゲームです。配置の方法はピラミッド型にして伸ばしていきます。ゲームを続けていくと大体下図のように伸びます。


 ◆配置例1


  ● □

  .○●□■

 ●○■□○


 プレイヤーが通常時の手番時に取れる行動は2つあります。


 1.最下段に自身の手札を置く。この時、既に配置されているカードがあるなら隣接するように配置する。

 2.最下段以外の土台がある空きスペースに繁殖が繋がるようにカードを置く。


 ◆配置例1のようにカードが配置されている状態で1の行動をとる場合


  ● □

  .○●□■

 ●○■□○

↑     ↑


 プレイヤーが配置できるのは矢印で示された箇所だけです。遠く離れた箇所にカードを配置することはできません。この時に配置できるカードに制限はありません。


 ◆配置例1のようにカードが配置されている状態で2の行動をとる場合


   ↓

  ● □

  .○●□■

 ●○■□○


 プレイヤーが配置できるのは、矢印の部分のみです。下段の2枚のカードを土台として、上段はその間に配置します。現状空きスペースがあって土台が完成しているところは1箇所しかありません。ここに配置できるカードは、○(メス犬)と■(オス猫)のみです。左右のカードが●(オス犬)と□(メス猫)なので、繁殖がつなげるために条件を満たすのはそれしかありません。


 これらの行動を行った後に、手番が次のプレイヤーに移ります。


 ◆交配チャンスの説明


 カードを配置した時に、隣接するカードが同種の異性だった場合交配チャンスが発生します。交配チャンスは隣接する同種異性のカードを土台にして、新たな動物を生み出す行為です。


 ○■


 上記の配置の時に■(オス猫)の隣に□(メス猫)を配置すると交配チャンスが始まります。


  . ↓

 ○■□


 交配チャンスを起こしたプレイヤー(以下A)の“次の手番”のプレイヤー(以下B)が同種の動物(□か■)を配置することができます。ただし、Bがカードを配置しなかった場合、Bの手番はスキップされて、次のプレイヤー(以下C)が配置する権利を得ます。もし、ここでCが配置した場合、Cの手番は終了して、Cの次のプレイヤーの手番になります。誰も配置できずにAまで再び手番が回ってきた時、Aも交配チャンスで□か■を配置できます。この時、Aが配置に成功すると特例として、Aが続けてカードを配置する権利を得ます。



 ◆フィーバーの説明


 交配に成功した時に、子が配置された箇所と隣接する場所に土台があった場合新たに兄弟を生むことができます。生まれた子と両親と同種のカードを配置する権利を得ます。この時、土台となるカードの種族と性別は問いません。これも交配チャンス同様に、交配を起こした次の手番のプレイヤーから順番に権利を得ます。交配を起こしたプレイヤーまで再び回ってきた時にそのプレイヤーが配置に成功したら、もう1度手番を得ることができるのも同じです。


    .□←交配チャンスで子供が生まれた

 〇○■□〇

~~~~~~~~~


この位置は土台があって、スペースが開いているので兄弟を生ませることができる

   .↓ ↓

    .□

 〇○■□〇

~~~~~~~~~


 ◆生まれたカードが同性の兄弟だった場合


  .↓  ↓

  . □□

 〇○■□〇

~~~~~~~~~


 フィーバーが継続します。配置したプレイヤーの次の手番のプレイヤーが、兄弟と隣接する土台があるマス(矢印の空きスペース)に新たに兄弟を誕生させるフィーバーが行える。


 ◆生まれたカードが異性の兄弟だった場合


 その時点でフィーバーは終了し、インブリードチャンスに移行します。


  . ■□

 〇○■□〇

~~~~~~~~~


 兄弟の段に新たにカードが置けなくなる代わりに、異性の兄弟を親にして新たな子供を誕生させることができます。これも最後にカードを配置した次の手番のプレイヤーが権利を得て、放棄したら次の手番のプレイヤーに権利が移行します。


    ←ここに■か□を配置できる

  . ■□

 〇○■□〇

~~~~~~~~~


 インブリードも通常の交配と同様に隣接する空きスペースの下に土台が完成しているなら、フィーバーに突入して同じ段に兄弟を誕生させることができます。この時にまたインブリードの条件を満たせば、更に上へと際限なく伸ばせます。


 交配チャンス、フィーバー、インブリードチャンス。それらが全て終了した時、最後にカードを配置したプレイヤーの次の手番のプレイヤーから行動開始です。その時は通常時の行動を取って下さい。



 これらのことを繰り返していき、最初に手札をゼロにしたプレイヤーが単独で勝利です。勝利するには、相手の手番をいかに交配チャンスで潰せるかがカギになってきます。手札が多い序盤は交配チャンスで手番を潰しにくいので、中盤、終盤に仕掛けてフィーバーやインブリードを狙うなどの工夫が必要になってくるのかもしれません(未テストプレイ)


・上級者用の特殊カード

カタツムリ…雌雄の区別がないので同種が揃ったら子供が生まれる


イノシシ、ブタ…イノシシとブタはそのまま配置することも可能で、イノシシ同士とブタ同士の交配でそれぞれ同種の子供を生むことができる。イノシシとブタの異性が隣接すると特殊な交配が発生する。


イノブタ…イノシシとブタの間に生まれる子供。通常時に配置することができずに交配・フィーバー・インブリードによってのみ配置が可能。イノブタが交配・フィーバー・インブリードで配置された時、それらの処理を全て強制的に中断して、イノブタを配置したプレイヤーが通常時の手番を得てゲームが再開する。大富豪で例えるなら8切りのような存在である。全体で1枚しかない(予定)。中々配置ができなくて手札で腐るのか、もしくはイノシシとブタが隣接することを防ぐ抑止力になるのか、強制的に手番をかっさらっていく逆転の切り札になるのか。正に希望と絶望が入り混じったパンドラの箱である。



 以上、ルール説明終わり。疑問点があればコメント欄にてお答えします。その他、こうしたら面白いんじゃないかというご提案・ご意見等ありましたら、して頂けると八城君へんたいが喜びます。


 本筋のストーリーとは無関係なキャラが勝手に作ったゲームなのになんで真面目に解説してるんだろう(´・ω・`)

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