1章 10話 真相
俺たちはフォースのことを調べていたある日あることが分かった。
「なんだこれ、なんか変な文字で書いてあるぞ?」
「これは解読しないと無理そうねぇ」
「これ、俺わかるぞ!」
「そうか!助かるぜぇ〜」
ルシウスはまるでその時代に生きていたかのようにスラスラと読み上げた。
「お前達の学校の事が書いてあるぞ!……この学園には古くから伝えられている強大な魔力を秘めている石がある。それは光の輝石、闇の輝石、この2つの輝石は学園を守るための結界の役割をしているらしい」
「そんなものがあるなんて、それになんで学園に結界なんて……」
「そしてこの輝石には強大な力がある。その力は手にした者にしか分からないと書いてあるな。追記、この輝石には世界を破壊するほどの力もあるぞ♡だってよ。輝石は強大な結界が張られてるため普通に開けることが出来ない。開けるには輝石と同じ魔力を手にしなければならない。そうか、だから天界のヤツらは俺らを狙ったってわけか」
この本がいつできたのか分からない。
それにしてもいつからフォースはこんな計画を企てていたのだろうか?それにしてもなぜこの本はこの図書館に。
考えてもキリがないので一旦考えるのをやめた。
「輝石を手に入れるための力を手に入れるため2人を襲ったってわけね!そしてそれを諦めてない天界の者が刺客を学園に送り込んだのね。」
「面白くなってきたじゃねーか!」
なんだか毎週買って読んでるジャンプのような展開だった。
心がくすぐられ不意にも面白いなと言ってしまった。
え?ジャンプよりマガジン派だって?冗談じゃないジャンプのような素晴らしい週刊誌がどこにあると言うんだ!あの奇想天外の展開が沢山ある、あの全国の少年がすんごい読むジャンプを!え?某海賊漫画より某五つ子ラブコメの方が好きだって?なんてことを言うんだ!!
おっといけないこの話は別の機会にしようかと心で思っていた。
「まだ書いてあるぜ?今度は種族についてだな。この本が正しければ種族は多いらしいな」
「なんですって?」
「この本によれば人間、神、天使、悪魔の他に多数の種族が存在するらしいな。他にも竜族、鬼族ってのもあるらしい」
「そんなことが書いてあったなんて」
「いずれにせよ、その輝石を壊せばいいんじゃねーか」
「そうらしいわね、でも早くフォースの刺客を見つけないと2人は狙われたままって事は分かってるわよね?」
「わーってるよ〜これからが俺たちのステージだからよ!」
「何言ってんだよこいつ」
「ほっといていいわよ」
せっかく某仮面ライダーの決めゼリフを言ったのに引かれてしまった・・・
「あ!こんなことより大事なこと忘れてた!」
「何よ?」
「委員会まだ決めてねー」
「焦るってことを知らないのかしら。」
俺は思った、今までの話全く関係なかったやん。と
真相を掴めた俺たちはフォースが送り込んだ刺客と闘うことになるが俺はまだ知らなかった俺の体に異変が起きていることを。
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