1章 9話 協力

親父から俺の正体がなんなのか、俺とルシウスが狙われている話を聞いた次の日、俺はある場所へ向かった。

それは俺の通う高校の隣にある桜丘図書館というところだ。


「おい圭、なんでこんなとこに来たんだよ」


「調べたいことがあるからきたんだ。」


「それって俺たちのことか?」


「ああフォースが何なのか、俺たちが何なのか。この図書館はね全てのジャンルが揃ってるから神話を調べようかなってね」


こんなことを言ってしまったがルシウスという堕天使は聞いたことがない。

もちろんフォースという四大天使も。だが神々の情報を手に入れるにはとても良いと思ったからだ。


「ワクワクするな」


そして俺たちは図書館に入り手がかりを見つけるためたくさんの本を読んだ。読んでいる時後ろから聞き覚えのある声がした。


「何してるの圭こんな所で本なんか読んで調べ物?」


その声はアリサだったアリサは毎日この図書館で勉強しているらしい。

ちなみに俺はテスト期間は一切勉強せずに受けているがその平均は15点これだけ低いのに成績が悪くないとは不思議なもんだ。


「アリサこそ毎日勉強で疲れたんじゃないのか?」


「そんなもの慣れよ。家に帰れば家庭教師と勉強だしね。こんなことでへこたれてたら学年一位保てなくなるからね圭こそ大丈夫なの?」


「んな事わかってるって〜それより調べないといけなくてね」


「まさかフォースのこと?」


やはり見透かされてるのかそれともテレパシーでも持っているのか?


「なんでお前が知ってるんだ?!」


「あなたのお父様から話を聞いてたのだから知ってたの。それに私もあなたたちの手助けがしたくてね。」


「あのお喋り親父!まさかアリサが知っていたなんて、これなら助かるな何せ同じ魔族だし、学園に潜むフォースを見つけるなら1人じゃ大変だったからな」


親父は良い奴だが口が軽すぎる要するにただの馬鹿なんでもかんでも喋るので正直ウザイ。


「ひとりじゃねーだろ」


「2人だった。アリサが協力してくれるなら助かるぜこれからよろしくな」


「ええ、もちろんよ!」


こうして俺……じゃなくて俺とルシウスはアリサという仲間も加わりフォースを倒すべく動いた。

それから毎日俺たちは授業が終わったら図書館に行き調べた、そんなある日俺たちはあることを知った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る