三首目 あしびきの
三首目です。
・詠み人:柿本人麿
・あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む
・訳:山中に住む山鳥のしだれた尾羽。その長さはちょうど秋の夜長を思わせる。また山鳥の雄が雌を恋つつもひとり寝をするように、私もただひとり寝ることであろうか。
そうですね、おやすみなさい。
柿本人麻呂とも書くようです。
えぇと、なになに。
36歌仙の一人で、歌聖とも呼び讃えられている。
歌仙で、歌聖。
人麿で人麻呂で、人丸にもなるそうです。
有名ですけどね、歌を詠んだ以外には何をしたのでしょう?
えぇと、なになに。
鳥取県の益田市には人麿神社があり、今でも付近には人麿が鎌で歌らしきモノを刻んだ岩が有るとか、無いとか。
その逸話は以下のようなものです。
昔、人麿神社の近くに「語家」(戸田柿本神社の社家の綾部家のことではないかとされている)と言う家があり、その家の古い柿の木の前に、いきなり男の子が現れた。
家人が「どうしたの?」と問うと、 男の子は、
「何も分からないのです。分かるのは和歌だけなのです。和歌だけに。プフフっ」そう答えます。
自分なら捨て置きますが、優しい家人は引き取って男の子を育てました。
ある日、男の子はいきなり山の中にあった岩に、鎌で歌のようなものを刻み始めます。なんでもかんでもいきなりな人麿さんの逸話です。
*「益田の民話」と言うサイトが参考元です。
もう、いっこ行きましょう。
人麿さん、こう見えて鬼退治もしています。
ちょっと自分には理解できないのですが、あらましは以下の通りです。
人麿さんはどこで恨みを買ったのか分かりませんが、讒訴されてですね。
……少しお待ちください。調べ物をします。
播州の明石に島流し(今の兵庫県あたり?)されます。
すると、多々良宮(良く分からない、大阪?福岡? たぶん当時の都)に鬼が現れたので……
いいですか?ここから先、意味が分からないのですが、
「ちょっと柿ちゃん、キミの和歌のパワーで、チョチョイと鬼をやっつけちゃってよ プリーズ?やってくれるなら島流しも免除しちゃうよ? Aa-haan?」
そんな、勅命が下ります。
人麿はジャイアンだった説が浮上しますね。
今なら、ドストライクなパワハラを見事に打ち返した人麿は、長門国(山口県)に辿りつき、そこでもなんか逸話を残したのかな?そんな感じです。
鬼については、和歌を詠んで海に沈めたそうですが、どんな歌を詠んだのでしょうね?
あ、因みになんで山鳥が叙情を誘うのかと言うと、鳥の番は仲が良いイメージなのに、それが谷を隔てた山と山で、雌雄が別々に寝ている姿を想像すると、昔の人は心に染みるものがあったのかもしれません。
みたいなことが書いてありました。
–––なんで別々に寝ているかは考えなかったのでしょうかね? 喧嘩したんじゃないかな?とか思っちゃいます。
当時は灯りもなかったでしょう。
薄暗がりの山から山鳥の切ない声が聞こえたかと思うと、隣の山から、それに応えるように山鳥が啼く。そんな感じでしょうか?
さて、行きますか。
「眠りに落ちても せつない夢をみる」
いかがでしょう?
えっ? 判定の仕方が分からないって?
このキャッチコピーがあったら、どんな和歌かな?
って、気になって読みたくなる?そんな感じで判定してください。
なんかその内、キャッチコピーの方が長くなりそうな気がする。
でわでわ、おやすみなさい。
って、このシリーズは基本、朝に予約投稿ですけどね。
*歌については「学研:実用特選シリーズ 見ながら読む歌の宝典 百人一首」
を参考にしています。
人物については、独自の調査になります。
あまりいじめないで下さいね。
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