茶番にしか思えなくて

でも、余談ついでに語るけど、私が子供の頃に見てたアニメで覚えているのは、<リリカSOS>というのが印象に残ってる。だけどそれも苦手だった。


後は、<カードキャプターさくら>を最初の頃だけ見てたの覚えてる。それからはアニメからは離れて、テレビ自体、ニュースや情報番組しか見なくなった。


ドラマも茶番にしか思えなくて。


でも、だからってアニメやドラマを好きな人のことも馬鹿にするつもりはなかったんだよ。単に私がそれを素直に楽しめないというだけで、楽しめる人は楽しめばいいと思う。それがダンナと結婚して観音かのんと家族になってコミュニケーションの一環として一緒にアニメを見るようになってから今じゃ毎日何本もアニメを見るようになった。


それでも、いわゆる. ニチアサ枠のよりも深夜アニメばっかりだけどね。


今一番のお気に入りは<メイドインアビス>。ついで<リゼロ>かな。


特に<メイドインアビス>は、観音かのんと一緒に、映画まで見に行ったよ。


ボ卿はすごかったね。多分、普通の人は、到底受け入れ難いだろうけど、彼には彼なりの愛情があったんだとすごく感じる。


もちろん、彼のやったことは許されることじゃないし、ダンナや観音かのんがその犠牲になったりしたら、余裕で復讐したいと思うよ。きっと。絶対に許さない。


だけど、許す許さないとはぜんぜん別の話なんだろうなとは思うかな。




とまあ、今じゃすっかりアニメを楽しんでいる。


ドラマだと生身の人間が演じているからどうしても茶番感が 強すぎて入り込めないけど、アニメはそもそも最初から全部作り物だから割り切って見られる。仮面ライダーも生身の人間が演じてるけど、話自体が完全にぶっ飛んでて現実味がないから気にならない。


ああ、でも、別にドラマがダメだっていうんじゃないよ。あくまで私はそう感じるというだけの話だから。


アニメの方が気持ち悪くて見てられない人だっていると思う。かつては私もその一人だった。


だからそれは、ただの<感覚の違い>だと思うんだ。


保育園で子供達を見てても感じる。ある程度の大まかな傾向というものはあっても、よく見るとやっぱり一人一人全然違うしさ。


観音かのんは、まさにそれだったな。


ほとんどの女の子が<可愛いもの>を選ぶ中、観音かのんだけが<かっこいいもの>を選ぼうとしてたからね。


それだけ見ても、人によって違うのが分かるってものじゃないかな。


結局、そういうことなんだと思うんだよ。


『他人と違う』ことが、もともと、当たり前なんであって、ある程度は. 折り合いをつけることができても、何もかも全部同じにすることは無理なんだろうな。


<社会性>というのは.、つまるところ、いかに他人や社会と折り合いをつけるかということにつきると思うんだ。


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